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2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1587ページ
ナイス数:327ナイス


天文月報 2013年 07月号 [雑誌]天文月報 2013年 07月号 [雑誌]感想
VERA特集『VERAとKVNによる日韓合同観測網』VERAは日本、KVNは韓国の電波望遠鏡観測網、『VERAとALMAによるオリオンKLの詳細観測』ALMAは日米欧がチリに建設した電波干渉計。『炭素鎖分子H2CCCがぼやけた星間線の正体か?』野辺山45m電波望遠鏡でH2CCCを観測したが非検出。「星間線の正体は解明できなかった」結果だが興味深い。『ひのでといっしょに太陽を見よう』高校の天文部や公開天文台・科学館と同時観測をするために、太陽観測衛星「ひので」に観測提案書を出して採択される、というのが斬新。
読了日:8月3日 著者:

天文月報 2013年 08月号 [雑誌]天文月報 2013年 08月号 [雑誌]感想
『ケプラー宇宙望遠鏡データを使い切る新手法』脈動星のナイキスト周波数(サンプリング周波数の1/2)より高い脈動振動数を求める方法、『SKA計画で迫る宇宙大規模構造の磁場』南アフリカと豪州に建設予定の電波干渉計SKAで銀河系磁場と銀河系の外の磁場の分離が可能になる、『金属欠乏星の化学組成から探る銀河系ハローの形成過程』銀河系恒星系ハローを形成する金属欠乏星の化学組成をすばる望遠鏡の分光データから導出、内部・外部ハロー星は別々の銀河で生まれたかもしれない、他。ユーロピウムなんて元素名を見たのはいつ以来だろう。
読了日:8月3日 著者:

銀河もウルトラをめざす―赤外線銀河の謎を追う (ポピュラー・サイエンス)銀河もウルトラをめざす―赤外線銀河の謎を追う (ポピュラー・サイエンス)感想
再読。2002年の本。可視光ではそうでもないが、赤外線で観測すると異常に明るいウルトラ赤外線銀河アープ220の話。アープ博士が変な銀河ばかり集めたアープカタログ。赤外線天文学の夜明けから、ウルトラ赤外線銀河の発見。アープ220中心部の分子ガスの電波観測結果と、銀河多重合体モデルのコンピュータシミュレーションから、赤外線光度がウルトラになる理由を説明できる説を提案する。「あとがき」で、NASAがハッブル宇宙望遠鏡の観測結果により「谷口、塩谷両氏の説を支持する」と発表したことを知るところまでエキサイティング。
読了日:8月4日 著者:塩谷泰広,谷口義明

ジャンヌ・ダルク復権裁判ジャンヌ・ダルク復権裁判感想
異端者として処刑されたジャンヌの前裁判を破棄する裁判。『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』は裁判記録そのままで、激しく読み難かった記憶があるが、本書は、「証人たちの証言」以降は思ったより読み易かった。『処刑裁判』では判事たちがジャンヌの揚げ足を取るため重箱の隅をつつくような質問を繰り返しているのに対し、『復権裁判』の証人たちは(質問事項があるとはいえ)比較的自由にジャンヌへの思いを語っていると思う。必ずしも裁判の進行順ではなく、編著者の解説付きで、ジャンヌの人生の場面に沿って証言を並べ替えてくれているのも有難い。
読了日:8月13日 著者:レジーヌペルヌー

青髯ジル・ド・レー―悪魔になったジャンヌ・ダルクの盟友 (海外ノンフィクション・シリーズ)青髯ジル・ド・レー―悪魔になったジャンヌ・ダルクの盟友 (海外ノンフィクション・シリーズ)感想
ジャンヌ・ダルクと共に戦ったフランス王国元帥ジル・ド・レーは、後に男色・少年大量殺人・降魔術などの罪で処刑され、やがて妻を複数殺害した〈青髭〉と同一視される。ジョルジュ・バタイユ『ジル・ド・レ論』とどちらを再読しようか迷い、本書を選択。ジルの一生をおさらいする読み物としては読み易いが、痒いところに手が届いていない(表現はおどろおどろしいが、具体的なことはあまり書かれていない)気がするので、結局バタイユも再読かな。ジャンヌの戦友であったことが強調されがちだが、彼の人生にジャンヌは決定的な影響力はないと思う。
読了日:8月19日 著者:レナード・ウルフ

鬼灯の冷徹(10) (モーニングKC)鬼灯の冷徹(10) (モーニングKC)感想
現世体験館、茄子の場面チョイスがいちいち素晴らしい(笑)。お香さんが創造した新種のお化けは、白澤の術で実体化したらイイ感じに精神を抉ってくれると思うよ。チビ鬼灯のパラパラ漫画と、友達の純度100%バカが大好きだ。サタン相手に鬼灯様の本気を見た。兎合コンのモフモフ広場で私も和みたい。鬼ヶ島回最終頁の鬼灯様綺麗。鬼灯様の軍服といい、白澤の学ランといい、コスプレが素敵過ぎる。あの犬猿2人ですら一時休戦するとは、女の話って凄いな。白澤、「性別が女性ならそれでいい」ってある意味非常に公平だ。かぐや姫は性格美人だね。
読了日:8月25日 著者:江口夏実

ジル・ド・レ論―悪の論理─ (ジョルジュ・バタイユ著作集)ジル・ド・レ論―悪の論理─ (ジョルジュ・バタイユ著作集)感想
再読。男色、少年大量殺人、降魔術などの罪で処刑されたジル・ド・レの裁判記録に、著者が「ジル・ド・レ論」と年代記を附して刊行したうち、論と年代記の日本語訳+訳者の解説。地図などの付帯資料はないが、とにかく年代記が詳しくて良い。ジャンヌ・ダルクの戦友ジルは『傭兵ピエール』では変態貴族、『ジャンヌ・ダルク暗殺』ではダークヒーロー的に描かれるが、先に本書を読んだ私は、ジル=野蛮な馬鹿とインプットされている。野蛮だけど狡猾な祖父の没後に犯罪の最後の一線を越える辺り、祖父の影響が非常に大きい。ジャンヌあまり関係ない。
読了日:8月27日 著者:ジョルジュ・バタイユ

漢詩をたのしむ (講談社現代新書)漢詩をたのしむ (講談社現代新書)感想
再読。新聞連載コラムを新書にしたもの。有名な詩を中心に幅広く紹介されており、個々の詩の解説が簡潔で解り易く、初心者には有難い。あと王翰『涼州詞』が載っていれば、私が高校の漢文で習った詩はコンプリートかな。中国の詩人は酒好きなようで(泥酔ではなく嗜む程度だと思うが)、志を語り合って酒を飲み、別れを惜しんで酒を飲み、自然を愛でて酒を飲み、「李白また飲んでる」「陶淵明も飲んでる」「曹操まで飲んでる」と変なツボに入ってしまい、病院待合室で漢詩の本を読みながら肩を震わせる、という事態に陥った。于武陵『勧酒』が好き。
読了日:8月31日 著者:林田愼之助


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【2013/09/04 05:25 】 | 本関係 | コメント(0)
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