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2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1639ページ
ナイス数:400ナイス


遠くをみたい―星の贈りもの遠くをみたい―星の贈りもの感想
遊学館。本文(詩)はあまり印象に残っていないけれど、絵がとても美しい。望遠鏡、と言ったときに、光学望遠鏡だけでなくて電波望遠鏡(パラボラアンテナ)まで描いてくれるのが素敵。
読了日:9月1日 著者:寮美千子

くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4)感想
邦題が素敵。自閉症者のルウは、就職し趣味もあり気になる女性もいて、現在の生活に満足。だが会社から、実験段階の新治療を受けて“正常”になるよう迫られる。【以下ネタバレ】ありのままの自分を受け入れてほしい、という考えは間違いなのか、教会で自問する心情が辛すぎる。元ルウが自分で悩み決断して望んだものを手に入れたのだから、今ルウは幸せだと思うが、エピローグにとってつけた感じがするのは拭えない。元ルウを描いたのと同じ丁寧さで、一章くらい今ルウを描いて欲しかった。人を好きになる気持ちは、脳のどこに関係するんだろうね。
読了日:9月12日 著者:エリザベス・ムーン

グレイベアド―子供のいない惑星 (創元SF文庫)グレイベアド―子供のいない惑星 (創元SF文庫)感想
初オールディス。《変事》以来50年、人間の赤子が産まれない世界。50代で最若年層の通称〈灰色ひげ〉らは、テムズ川を下り海を目指す旅に出る。《変事》後の動乱を生き残った老人たちは、人口が激減し退化した文明レベルにそれなりに適応し(或いは現実から目を逸らし)、楽しく生きているようにも見えるが、数十年で全員死ぬと思えば人類滅亡直前の徒花だな。狂気の人々の間を淡々と旅する中、回想により遡って語られる、動乱の歴史と《変事》の真相。そして、終局。結末まで読んで、私はもっと徹底的に救いの無い話が好みなんだな、と思った。
読了日:9月20日 著者:ブライアン・W.オールディス

ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン (電撃文庫)感想
BOOGIEPOP WITHIN "PARADIGM RUST" 記憶喪失の少女が目覚めると、傍らに妙な黒帽子とマントがあった。ある意味、ブギーの王道。不可解な事件が起き、謎を追うため成り行きで一緒に行動することになった少女たち。事件が解決したらバラバラになってしまい、ともに過ごした時間は短いけれど、振り返れば確かに“友情”と呼べるもので。初期キャラが多く登場するので、初巻~『パンドラ』辺りを再読したい。狭間由紀子が末真和子を嫌う理由は、由紀子の不満(願望)について図星突かれたんだと思ったのに、それかい!
読了日:9月25日 著者:上遠野浩平

ノロワレ 参 虫おくり (電撃文庫)ノロワレ 参 虫おくり (電撃文庫)感想
七谷地区より山奥の棄谷集落で、蜂による連続死亡事故。棄谷には、真木信乃歩と同じ中学の、移住以来地域全体から迫害される一家の少年が住んでいた。虐めは呪い。2巻以上に強烈な田舎の閉鎖性、虫描写のゾワゾワ感は作者様本領発揮。柚本家の両親、農業経営で独立する夢のため家も農地も買って移住したから簡単に諦められないだろうが、全部捨てて逃げればよかったのに。息子だけでも親戚に預けるとか。猿枝万智の行為は裏切りには違いないが、彼女の立場で他の選択肢はなかったろう。ところで現人と犬伏文音、そのままくっつけばいいのに(笑)。
読了日:9月27日 著者:甲田学人


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【2013/10/04 02:30 】 | 本関係 | コメント(0)
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