喋る黒猫が現れて、うさぎに声をかけた。
「アナタは選ばれた戦士なの！　プリンセスと幻の銀水晶を探し出して、守るのよ！」
　声をかけられたホーランドロップは、黒猫の言葉を聞き流し、もそもそ餌を食べ続けた。そのうさぎは残念ながら、セーラー服美少女戦士には変身しない。

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　自分が臆病であることに悩むライオン。勇気がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、膨らみ続ける風船と、「押」と書かれたスイッチ。多分オスですが、押して何が起きるか不明です

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　猫の前に、小判を置いてみた。そんな物に関心などない、という感じで、そっぽを向かれた。
　猫の前に、ご飯を置いてみた。あっという間に平らげると、もっとよこせとばかりに睨んできた。
　猫の前に、碁盤を置いてみた。欲しい物はこれじゃない！　と怒って引っ掻いてきた。痛い。

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　家ごとオズの国に飛ばされてきてしまったドロシー。カンザスへ帰らせてほしいとオズ大王に頼むため、途中で出会った仲間たちと旅をして、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、小さな金属製品が、チリンチリンと鳴っています。多分スズです。

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　烏に馬鹿にされて賢くなりたいと思った案山子。脳みそをつめてほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、貼り紙に「be動詞isの過去形は？」と問題が書いてあります。多分ワズです。

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　西の悪い魔女を退治したドロシーたち。約束通り、オズ大王にそれぞれの願いを叶えてもらうため、エメラルドの都に戻ってきました。
　城で玉座の間へ入ると、中では大王が、p型とn型の半導体で作られた、電流を一方向のみに流す素子を発光させています。多分、ダイオードです。

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　西の悪い魔女を退治したドロシーたち。約束通り、オズ大王にそれぞれの願いを叶えてもらうため、エメラルドの都に戻ってきました。
　城で玉座の間へ入ると、中では大王が、舟形の薬研と薬研車を使って、漢方の生薬らしい植物を細かく潰しています。多分、大黄（だいおう）です。

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　悪い魔女のせいで、全身がブリキになってしまった樵。心がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、誰かがトランペットでルイ・アームストロングの曲を吹いています。多分ジャズです。

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　家ごとオズの国に飛ばされてきてしまったドロシー。カンザスへ帰らせてほしいとオズ大王に頼むため、途中で出会った仲間たちと旅をして、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、壁に大きく123456789と書いてあります。多分カズです。

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　自分が臆病であることに悩むライオン。勇気がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、頭が馬で身体は人である獄卒が、ライオンに向かって金棒を振りかぶります。多分メズです。怖っ。

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　悪い魔女のせいで、全身がブリキになってしまった樵。心がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、映画『トイ・ストーリー』に登場する宇宙飛行士のおもちゃがいます。多分バズです。

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　烏に馬鹿にされて賢くなりたいと思った案山子。脳みそをつめてほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、12月21日の日めくりと浴槽があり、柑橘類が浮かんでいます。多分ユズです。

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　自分が臆病であることに悩むライオン。勇気がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、頭が牛で身体は人である獄卒が、地獄に落とされた亡者を責め苛んでいます。多分ゴズです。怖っ。

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　悪い魔女のせいで、全身がブリキになってしまった樵。心がほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、小鳥が有刺鉄線に小動物を突き刺してはやにえを作っています。多分モズです。怖っ。

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　烏に馬鹿にされて賢くなりたいと思った案山子。脳みそをつめてほしいとオズ大王に頼むため、ドロシーの旅の仲間になって、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、鳴門海峡大橋の下の海面をメインに写した写真が貼ってあります。多分ウズです。

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　家ごとオズの国に飛ばされてきてしまったドロシー。カンザスへ帰らせてほしいとオズ大王に頼むため、途中で出会った仲間たちと旅をして、エメラルドの都に到着しました。
　城で一人ずつ呼ばれ、玉座の間に入ると、中に駿河湾の辺りの半島の地図が貼ってあります。多分イズです。

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　豆腐小僧は、雨の日に現れる、笠を被った子供の妖怪である。豆腐をのせたお盆を持って歩くだけで、特に悪いことはしない。完全に本人の自己満足である。
　誰にも気付かれないのを承知で、たまにはいつもと違う物を持って歩いてみようと考えた。
　今日の彼は、牛乳寒天小僧である。

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　衣冠束帯（いかんそくたい）は、平安後期に生まれた公家の正装です。衣冠束帯を着た人に、質問してみました。
「植物の茎にある、水を運ぶ道管と養分を運ぶ師管が集まって束になっている部分を何と言いますか」
「維管束（いかんそく）たい！」
　答えた人は、恐らく福岡出身です。

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　ネットで見た算数クイズを娘に出した。
「おばあさん80歳、男の子11歳。おばあさんの年齢が、男の子の年齢の2倍になるのは、今から何年後？」
「おばあさん、死ぬ？」
「……何で？」
「一度死んで生まれ変わらないと、22歳にはなれないでしょ」
　算数で転生はしないと思う。

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　中国戦国時代末の思想家・韓非子が言った。
「とある男が、龍の顎の下にある、一枚だけ逆さになった鱗に触ってしまった」
「どうなったんですか？」
「冷静な声で、『噛み砕かれるのと、爪で引き裂かれるの、どちらが良いですか』と質問された」
「……めちゃくちゃ怒ってますね」

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　中国戦国時代末の思想家・韓非子が言った。
「何でも貫く矛と、何も通さない盾を売る武器屋がいた。客が、『その矛でその盾を突くとどうなるか』と訊ねた」
「どうなったんですか？」
「武器屋に、『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』と言われた」
「……矛盾を認めたんですね」

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　中国戦国時代末の思想家・韓非子が言った。
「走ってきた兎が、木の切り株にぶつかって転んだ。それを見た農夫が、待っていれば、楽に兎が手に入ると考えた」
「どうなったんですか？」
「走ってきた猪にはね飛ばされた」
「……意外な展開ですね」
　人生、何が起きるかわからない。

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　明治時代（日英同盟や日露戦争講和の頃）の外交官・小村寿太郎は、幕末に諸外国と締結された不平等条約の改正（関税自主権の回復）に尽力しました。
　小村が、自宅に帰りつくなり玄関で叫びます。
「足がつった、痛い！　ふくらはぎの辺り！」
　それは多分、腓（こむら）返りです。

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　ミュケナイ王に、ヘスペリデスの園から黄金の林檎を取ってくるよう命じられたヘラクレス。王に訊ねる。
「どこかに投げ込んで、戦争起こすんですか」
「……林檎とは、そんな物騒アイテムだったか？」
　争いの女神が物騒な使い方をしただけで、本来はヘラが結婚祝いに貰った木だ。

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