テストで、『一網打尽』という四字熟語の意味を書け、という問題が出た。
　解答欄に「網を投げて、太政大臣と左大臣と右大臣と内大臣を全員一気に捕まえる」と書いて提出すると、赤ペンで「雰囲気は出ていますが、大臣を投網で捕まえてはいけません」と書き込まれて返ってきた。

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　魔法学校の生徒ドラコ・マルフォイ。仲の悪い同級生と喧嘩をした後、立ち去ろうとした同級生の背後から魔法をかけようとしたところを教師に見つかり、きつく叱責されました。
「二度とこんなことはするな！　車載用のカメラで撮影して、録画しているぞ！」
　それはドラレコです。

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　魔法学校の生徒ドラコ・マルフォイ。仲の悪い同級生と喧嘩をした後、立ち去ろうとした同級生の背後から魔法をかけようとしたところを教師に見咎められ、変身術で姿を変えられてしまいました。
　お魚をくわえて、素足で駆ける陽気な女性に追いかけられます。それはドラネコです。

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　魔法学校の生徒が、大人たちの噂話を小耳に挟みました。どうやら、刑務所から危険な囚人が脱獄したらしいです。
「バクサンノカバン刑務所……？　アルデバラン・レッド……？」
　正しい情報が何一つありませんが、アズカバンから脱獄した囚人の名前は、シリウス・ブラックです。

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　魔法学校の生徒ドラコの父親が、屋敷しもべ妖精とともに学校を訪ねてきました。
「差し上げる物があります」
　息子の同級生が、漫画『テルマエ・ロマエ』に手拭いを挟んで手渡すと、
「私は風呂技師ではない！」
　父親は怒って本を投げ捨てました。名前はルシウス・マルフォイです。

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　預言者が山で瞑想していると、雷が石板に落ち、文字を刻み始めた。神が預言者に伝える、神と民との契約だ。
　しかし、石板の面積に対して文字サイズが大き過ぎるため、1枚につき戒め一つしか入らない。預言者は、石板を10枚抱えて下山することになり、重くてとても苦労した。

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　額に傷のある少年が、11歳で魔法学校に入学することになりました。駅から専用列車に乗り込み、車内で出会った少年に名乗ると、質問されます。
「じゃあ君、本当に、天下御免の向こう傷があるの？」
「僕は旗本退屈男じゃないよ」
　少年は、退屈しのぎに悪を退治したりしません。

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　幕末の新撰組の軍師で、五番隊組長の武田観柳斎（かんりゅうさい）に尋ねました。
「『冬のソナタ』や『愛の不時着』は好きですか」
「それは韓流」
「千島とかリマンとかの、北から来る海流ですか」
「それは寒流」
「外気を遮断して、木材などを蒸し焼きしますか」
「それは乾留」

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　長期休暇明け。魔法学校に戻るための専用列車に、妖精の妨害で乗り遅れてしまった少年たち。一人が提案する。
「ウチの車を使おう」
「車で列車を追いかけるの？」
「タイムトラベルで過去に戻れば、列車に乗れるよ」
「君の家の車、デロリアンだっけ？」
　デロリアンは空も飛べる。

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　魔法学校に入学するため、指定された日に、専用列車が出る駅の9と3/4番ホームへと向かった。
　停車中のSLには、全身黒衣の金髪女性が乗っていて、透明人間が服を着たみたいな車掌が乗務している。多分、この列車は惑星大アンドロメダ行きなので、ホームを間違えたらしい。

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　フランスの哲学者で、著書『法の精神』で分立論を説いたモンテスキューに尋ねました。
「『三権分立』とはどういうことですか？」
「両手と頭を床につけて逆立ちすることです」
「それは『三点倒立』ですね？」
　国の権力を立法・行政・司法に分けて、互いに抑制し合う仕組みです。

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　戦国時代。九州のキリシタン大名たちが、ヨーロッパへ少年使節を派遣することになりました。大友宗麟が、主席正使の少年に言います。
「頼んだぞ、伊東マンション」
「集合住宅みたいに呼ばないでください」
　伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノの四人です。

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　少年少女が、チンピラみたいな悪の組織の構成員たちに絡まれて窮地に陥っている。そのとき、強化スーツに身を包んだ変身ヒーローが、助けに来てくれた。
「スカッと参上、スカッと解決」
　しかし、敵に放ったパンチがスカッと空振りしたため、スカッとした解決にはならなかった。

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　明智光秀の娘が、夫の細川忠興に言いました。
「ガラスと十回言ってください」
「ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス、ガラス」
「私の名前は？」
「ガラ……じゃなくて、たま！」
「正解です」
　明智玉（または玉子）、洗礼名がガラシャです。

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　慌てん坊のサンタクロースが、トナカイに言いました。
「ふと『アッテンボローのサンタクロース』って言葉を思い付いたんだけど、その言葉をどう解釈したらいいのか思い付かないんだ！」
「『銀河英雄伝説』のアッテンボローが、サンタのコスプレすればいいんじゃないですか？」

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　天下分け目の大決戦・プロ野球日本シリーズ第七戦を、石田三成と徳川家康が、揃って観戦しました。
「ふっふっふ、今年はどちらが勝っても西軍の勝利」
「あっ、その解釈はズルいぞ三成！」
　阪神タイガースとオリックスバファローズ、在阪球団同士の対決で、阪神が勝利しました。

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　大仏・大仏殿が再建された寺に豊臣秀頼が納めた鐘の銘文について、徳川家康が尋ねました。
「この『君臣法楽、国家鮟鱇』とは何だ」
「法楽焼き（魚蒸し焼き）とアンコウ鍋です！　鍋物を皆で食べると国全体がポカポカという意味です」
　本当の銘文は『君臣豊楽、国家安康』です。

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　慌てん坊のサンタクロースが、トナカイに言いました。
「街でお店を覗いたら、クリスマスの飾りつけとかが並んでて。『まずい、もうクリスマスか！』って慌てて帰ってきたんだけど、よく考えたら、まだハロウィンの翌日だった」
「それは、その店の気が早いんじゃないですかね」

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　大仏・大仏殿が再建された寺に豊臣秀頼が納めた鐘の銘文について、徳川家康が尋ねました。
「この『君臣蜂楽、国家餡子』とは何だ」
「蜂楽饅頭です！　蜂蜜入り生地と餡が美味しいので、皆で食べると国全体がハッピーという意味です」
　本当の銘文は『君臣豊楽、国家安康』です。

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　山門の二階に飾られた千利休の木像に、豊臣秀吉が腹を立てました。
「儂も門を通るのに、足で頭を踏まれるみたいで我慢ならん！」
　その話を聞いた利休が、提案します。
「前後に階段をつけ、二階を通りましょう。殿がお通りの際は、真横から凝視します」
「それは『門』なのか？」

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　山門の二階に飾られた千利休の木像に、豊臣秀吉が腹を立てました。
「儂も門を通るのに、足で頭を踏まれるみたいで我慢ならん！」
　その話を聞いた利休が、提案します。
「像が二階で平伏すれば、踏むことはありません。殿がお通りの際は、真上から凝視します」
「凝視せんでよい」

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　戦国時代。織田信長の妹、お市の方が、北近江の武将・浅井長政に嫁ぎ、茶々、初、江（ごう）の三人の娘が生まれました。所謂、浅井三姉妹です。お市が三女を呼びました。
「江ー」
　三女は映画『アナと雪の女王』の主題歌を熱唱しています。それは『レット・イット・ゴー』です。

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　ハロウィンの夜。魔女やカボチャ男に仮装した子供たちが家に押し掛けて来ても、絶対に応対しないつもりだったが。
「トリック・オア・トリカブト！」
　おいちょっと待て、それ毒！　むちゃくちゃ危ない植物だから、そんなの二択にするなよ！　花はすごく綺麗らしいんだけどなぁ。

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　山門の二階に飾られた千利休の木像に、豊臣秀吉が腹を立てました。
「儂も門を通るのに、足で頭を踏まれるみたいで我慢ならん！」
　その話を聞いた利休が、提案します。
「では像を門の下に仰向けに埋めましょう。殿がお通りの際には、真下から凝視します」
「……それも嫌じゃな」

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