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【小話】愛姫

 後に伊達政宗の正室となった愛姫(めごひめ)は、三春城主・田村清顕の娘として生まれました。
 幼少時から、父に頼んで入手してもらった外国製ブロック玩具に親しみ、天守閣など高度な作品を組み立てるようになったため、周囲からレゴ姫と呼ばれました。というのは勿論嘘です。

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【2022/07/02 11:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】刑事2

 裸の太陽の下、少数の人口が広大な土地に一人ずつ散らばって住む惑星で、殺人事件が起きた。捜査協力のため、地球人刑事と相棒のアンドロイドが派遣される。
 刑事が、聞き込みすべく関係者宅を訪ねると、ランニングシャツの貼り絵画家がお握りを食べていた。それは裸の大将だ。

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【2022/07/01 07:03 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】刑事

 地球上の宇宙人居住区で、宇宙人科学者が殺された。宇宙人側の見立てでは、犯人は地球人の可能性が高い。
 合同捜査で宇宙人刑事と会うことになった地球人刑事の前に、アンドロイドが現れ、気の抜けた声で名乗った。
「やぁ。R・田中一郎くんだよ」
 それは『究極超人あ~る』だ。

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【2022/06/30 06:56 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】大将2

 マルトン原で、特務曹長と曹長と兵士たちが、バナナン大将の帰りを待っていました。
「一時半なのに、バナナン大将が来ていない」
「もう二時なのに、バナナン大将はまだ来ない」
 大将は今、ファミリーコンサートの客席で歌を聞いています。
「パパバナナ、ママバナナ、子バナナ」

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【2022/06/29 06:56 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】流行

 最近、きつねダンスなるものが流行しているらしい。という話を耳にした鯉が、考えた。
「対抗して、何年か前に流行した鯉ダンスを球場で踊って、もう一度流行させよう」
 以前、流行したのは恋ダンスであって、鯉ではない。そして、チーム名が鯉の球団のマスコットは鯉ではない。

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【2022/06/28 06:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】大将

 マルトン原で、特務曹長と曹長と兵士たちが、バナナン大将の帰りを待っていました。
「一時半なのに、バナナン大将が来ていない」
「もう二時なのに、バナナン大将はまだ来ない」
 夕方頃、遠くのほうから、設楽と日村のコンビが歩いてくるのが見えました。それはバナナマンです。

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【2022/06/27 07:37 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】妖狐2

 鳥羽上皇の寵姫・玉藻前は正体が妖狐であると見破られ、那須野で討伐されました。死後、念が凝り固まって石と化します。しかし、
「あら、この話だと妖狐玉藻が男なのね。でも、美形だから許すわ」
 最近は、誰かがお供えした『地獄先生ぬ~べ~』全巻を読み耽っていて平和です。

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【2022/06/26 09:26 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】妖狐

 最近、きつねダンスなるものが流行しているらしい。という話を耳にした妖狐・玉藻前が、考えた。
「那須野の殺生石の回りで、美女(に化けた狐)集団で踊ったら、人間を呼び込めるんじゃないかしら?」
 目撃した人間は、何か悪いガスによる幻覚を疑い、石に近づかず引き返した。

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【2022/06/25 08:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長10

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「お寺の中庭とかを、ぐるっと取り囲んでいる廊下ですか」
「それは回廊だ」

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【2022/06/24 06:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】高杉2
「たかすぎ~、たかすぎ~いいいいい~、たかすぎ~いいいいい~」
 テレビから流れてくるCMソングを聞いた兄(当時小学生)が、ボソッと呟いた。
「そんなに高いなら、安くすればいいのに」
 中京圏~九州で放映されていた高杉建設のCMであり、何かの値段が高いわけではない。

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【2022/06/23 06:27 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】高杉

 高杉晋作は、幕末の長州藩の維新志士です。桂小五郎が、晋作の姿を見かけて呼び止めました。
「高杉~、高杉~いいいいい~、高杉~いいいいい~」
「会うたびに高杉建設のCMの歌い方で呼ばないでください。全国区では通じないし」
「え」
 中京圏~九州のCMだったらしいです。

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【2022/06/22 07:03 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】高時

 鎌倉末期の得宗・北条高時は、闘犬と田楽踊りが大好きです。内管領の長崎高資に言いました。
「両方を同時に楽しみたいのだ」
「コロッセオの猛獣VS剣闘士みたいになるから駄目です」
 代替案として高時は、高資が用意した味噌田楽を食べながら、闘犬を観戦しました。何か違う。

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【2022/06/21 07:07 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三寅

 源実朝の死後、鎌倉幕府は四代将軍として、摂家・九条家に嫁いだ頼朝の妹の曾孫を迎えることになりました。寅年・寅月・寅刻生まれのため、幼名を三寅といいます。
 三寅が京都から鎌倉に到着すると、御家人たちは『TORA TORA TORA』を歌って踊って出迎えました。

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【2022/06/20 06:45 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】唐傘

 唐傘小僧が、こっそり仲間に打ち明けました。
「……俺、ワンタッチでバサッと開く傘を、開いてみたいんだ」
「お前……」
「ああいう傘になりたいわけじゃない。ただ、あのボタンを押してみたいだけなんだよ!」
「凄く分かる!」
 落とし物の傘を拾い、妖怪みんなで楽しみました。

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【2022/06/19 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】清原

 奥州藤原氏の初代・清衡は、父の死後、母が清原氏に再嫁したため、一時期、清原清衡(きよはらのきよひら)でした。異父弟が言います。
「私と一緒に、KKコンビを組みませんか」
「それ、二人とも清原だろう」
「じゃあAK砲」
「お前は家衡(いえひら)だ。最後しかAがない」

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【2022/06/18 19:49 】 | 小話 | コメント(0)
リカちゃん服7。

 写真の人形はさくらちゃんだが。
 ブログ「カフェ・ド・犬」様の型紙をいただいて、セーラー服の上着を作成。
 ただ、「これを作りたい」とモデルにした実在制服が、スカーフではなく共布のタイなので、そこは上着が大体できあがってから、自分でサイズを決めて作成した。
 反省。タイは、前身頃に襟を縫い付ける前に作成して、襟と前身頃の間に挟み込むべきだった……(そうしないと、タイ留めに対して適切な位置に来ない)。
 襟や袖口の白ラインは手縫いなので、めちゃくちゃ歪んでいる(苦笑)。


リカちゃんのプリーツスカート型紙も作りました
リカちゃんのセーラー服「型紙」を作ってみました




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【2022/06/18 13:35 】 | 手芸 | コメント(0)
【小話】清衡

 奥州藤原氏の初代・清衡は、父の死後、母が清原氏に再嫁したため、一時期、清原清衡(きよはらのきよひら)でした。異父弟が言います。
「フニクリ・フニクラみたいですね」
「言いたいことは分かるが、もう少し違う例はないか」
「アンドレ・カンドレとか?」
「それは井上陽水」

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【2022/06/17 07:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】盛長2

 源頼朝の乳母・比企尼は、平治の乱後に伊豆に流された頼朝を援助し、自分の娘と娘婿・安達藤九郎盛長に頼朝の世話をさせました。頼朝が盛長に言います。
「金のエンゼルは出たことがないし、銀のエンゼルは1枚出ても、5枚集める前に紛失するんだ」
「私に言われても困ります」

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【2022/06/16 07:14 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】盛長

 源頼朝の乳母・比企尼は、平治の乱後に伊豆に流された頼朝を援助し、自分の娘と娘婿・安達藤九郎盛長に頼朝の世話をさせました。頼朝が呼びます。
「おい、明治」
「違います」
「じゃあロッテ」
「それも違います」
「コイケヤ」
「菓子メーカーなら何でもいいと思ってませんか?」

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【2022/06/15 06:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】宗親

 北条政子の父・時政は、京都大番役の任務終了後、政子と同年代の若い後妻を京都から連れ帰りました。牧の方です。
 後日、牧の方が、兄(父という説もある)の牧宗親を鎌倉に呼び寄せると、宗親は、指をパッチンパッチンと鳴らしながら現れたりはしません。それはポール牧です。

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【2022/06/14 07:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】光村3

 駒若丸は、鎌倉幕府の御家人・三浦義村の息子で、泰村の弟です。幼少時は鶴岡八幡宮に預けられていましたが、父に呼び戻されて元服することになりました。
「お前の名前は、今日から光村だ」
「自然と健康を科学しますか」
「それはツムラだ」
 葛根湯などの漢方薬品メーカーです。

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【2022/06/13 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】別当

 平家打倒の兵を挙げた源頼朝に、味方した和田義盛。
「この戦に勝ったら」
と頼朝に将来の希望を述べようとして、噛みます。
「自分を侍所の弁当にしてくだされ!」
 後日、義盛は侍所の別当(長官)を拝命。また、侍所から『和田義盛弁当』が販売され、鎌倉中で人気となりました。

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【2022/06/12 07:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】光村2

 駒若丸は、鎌倉幕府の御家人・三浦義村の息子で、泰村の弟です。幼少時は鶴岡八幡宮に預けられていましたが、父に呼び戻されて元服することになりました。
「お前の名前は、今日から光村だ」
「リトルミイの姉ですか?」
「それはミムラだ」
 ムーミンに登場するキャラクターです。

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【2022/06/11 07:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】万寿3

 源頼朝と北条政子の長男・万寿(まんじゅ、後の頼家)が、同じ年頃の子供たちと騒いでいました。
「まんじゅー、こわい!」
(喧嘩かしら?)
 政子がこっそり様子をうかがっていると、
「まんじゅー、こわい!」
「このへんで、濃いお茶がいっぱい、こわい!」
 落語の話のようです。

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【2022/06/10 06:59 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】万寿2

 源頼朝と北条政子の長男・万寿(まんじゅ、後の頼家)が言いました。
「母上、ジュマンジと十回言ってください」
「ジュマンジ、ジュマンジジュマンジ、ジュマンジジュマンジジュマンジ、ジュマンジジュマンジジュマンジジュマンジ……?」
「ぼくは?」
「マンジ」
 間違えました。

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【2022/06/09 06:16 】 | 小話 | コメント(0)
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