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【小話】宇佐3

 僧・道鏡を皇位に就けるという神託を確認するため、宇佐八幡宮まで行って戻ってきた和気清麻呂。報告内容に腹を立てた称徳天皇は、命じました。
「清麻呂は穢麻呂(きたなまろ)に。姉の広虫は、おしりかじり虫に改名しなさい」
 改名したあと、姉弟二人で歌いながら踊りました。

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【2021/12/09 07:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】宇佐2

 称徳天皇が和気広虫に命じました。
「僧・道鏡を皇位に就けるという神託を確認するため、宇佐八幡宮まで行きなさい」
「弟に代わりに行ってもらいましょう」
 和気清麻呂が現地に着くと、エグザイルが大勢でチューチュートレインを踊っていました。USAというメンバーがいます。

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【2021/12/08 07:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】宇佐

 称徳天皇が、和気広虫に命じました。
「僧・道鏡を皇位に就けるという神託を確認するため、USA八幡宮まで行きなさい」
「……そのような長旅、私には耐えられそうにないので、代わりに弟でよいですか」
 和気清麻呂が渡米しました、というのは勿論嘘で、本当は宇佐八幡宮です。

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【2021/12/07 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三択

 サンタクロースがトナカイに提案しました。
「今年のプレゼントは、牛ロース・豚ロース・羊ロースから選んでもらう、というのはどうだろう」
「子供はクリスマスに肉を貰って喜ばないと思います」
「『三択ロースですか』って突っ込んでくれないの」
「わかっていても言いません」

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【2021/12/06 06:15 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蜘蛛3

 お釈迦様が極楽の池から地獄に垂らした、蜘蛛の糸に気づいたカンダタ。地獄から抜け出すため、細い糸を登り始めます。すると、どこからともなく運動会のような音楽が聞こえてきました。
「この曲は……天国と地獄!」
 他の糸を登る者と競争し、一着だけ救われたりすると嫌です。

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【2021/12/05 14:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蜘蛛2

 血の池から空を見上げたカンダタは、一筋の細い糸がスルスルと、自分の頭上に垂れてくるのに気がつきました。これを登れば、きっと地獄から抜け出せるに違いない、と喜んで登り始めます。
「……何だこれ!? 蜘蛛の糸じゃないぞ、素麺か!?」
 手延そうめん『揖保乃糸』です。

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【2021/12/04 14:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蜘蛛

 お釈迦様が極楽の池から地獄に垂らした、蜘蛛の糸に気づいたカンダタ。地獄から抜け出すため、細い糸を登り始めます。すると、どこからともなく音楽が聞こえてきました。
「この曲は……ランバダ!」
 つい身体が反応して踊りそうになり、揺れて糸が切れないか、非常に危険です。

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【2021/12/03 06:22 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山伏5

 柿の木に登って盗み食いする山伏と、目撃した柿主。必死に誤魔化そうとする山伏を、柿主はからかいます。
「おや、柿の木に烏がいるぞ」
「カアカア」
「烏と思ったが猿だな」
「ウッキー」
「猿でもなくて鳶か、鳶なら空も飛べるはずだ」
「きっと今は自由に~」
「それはスピッツ」

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【2021/12/02 06:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山伏4

 修行から帰る旅の途中で空腹の山伏が、柿の木を見つけました。実を落として食べようと、手頃な大きさの石を拾って投げますが、残念ながらノーコンで、何度投げても当たりません。山伏は悔しそうに言いました。
「どうせ、この柿は酸っぱいに決まってる!」
 それは狐と葡萄です。

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【2021/12/01 06:19 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山伏3

 柿の木に登って盗み食いする山伏と、目撃した柿主。必死に誤魔化そうとする山伏を、柿主はからかいます。
「おや、柿の木に烏がいるぞ」
「カアカア」
「烏と思ったが猿だな」
「ウッキー」
「見ざる・聞かざる・言わざる」
 山伏はつい両手で三猿ポーズを取り、木から落下しました。

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【2021/11/30 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山伏2

 柿の木に登って盗み食いする山伏と、目撃した柿主。必死に誤魔化そうとする山伏を、柿主はからかいます。
「おや、柿の木に烏がいるぞ」
「カアカア」
「烏と思ったが猿だな」
「ウッキー」
「猿なら裸足でゴルフスイングするはずだ」
「そっちかよ!?」
 『プロゴルファー猿』です。

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【2021/11/29 07:03 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】山伏

 柿の木に登って盗み食いする山伏と、目撃した柿主。必死に誤魔化そうとする山伏を、柿主はからかいます。
「おや、柿の木に烏がいるぞ」
「カアカア」
「烏と思ったが猿だな」
「ウッキー」
「猿でもなくて鳶か」
「ヒョロロ~」
「実はパンダ」
「パン……?」
 鳴き方がわかりません。

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【2021/11/28 07:01 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】男女

 動画サイトで『男女』という歌を視聴したあしゅら男爵が、悩んだのち上司に相談しました。
「Dr.ヘル。男女、男男女、男女! と並ぶとき、私はどうすればよいでしょう」
「後ろ向きで〝男女〟の位置に並んでおけ」
 右半身が女性で左半身が男性です。男女、男男女、〝男女〟!

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【2021/11/27 07:04 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】姉妹2

 チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵が、病死した友人に頼まれて、友人の故郷の島へと向かいました。訪れた友人の家で、三姉妹に対面します。
「ウルドです」
「スクルドです」
「ベルダンディーです」
「女神さまっ」
 北欧の本家ではなく、次女が大学生と同居している女神です。

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【2021/11/26 07:02 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】姉妹

 チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵が、病死した友人に頼まれて、友人の故郷の島へと向かいました。訪れた友人の家で、三姉妹に対面します。
「綾子です」
「夕里子です」
「珠美です」
「……君たち、自分たちで事件、解決できるよね?」
 赤川次郎『三姉妹探偵団』の三人です。

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【2021/11/25 06:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蝙蝠2

 月琴の形の島で育ち、上京した美しい娘の周囲で起きる事件を調査する、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵。彼女が生まれる前に島で死んだ実父は、死の直前に
「珍しい蝙蝠の写真が撮れた」
と言っていたという。
「吸血鬼の変身かな?」
 吸血鬼は多分、写真に写らないと思う。

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【2021/11/24 06:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蝙蝠

 月琴の形の島で育ち、上京した美しい娘の周囲で起きる事件を調査する、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵。彼女が生まれる前に島で死んだ実父は、死の直前に
「珍しい蝙蝠の写真が撮れた」
と言っていたという。
「……黄金バットかな?」
 バットマンの可能性も捨て切れない。

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【2021/11/23 10:05 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】ダダ

 ウルトラマンに登場する怪獣ダダが、怪獣仲間に勧められて、『シル・ヴ・プレジデント』という歌の動画を見た。気に入ったので、歌に合わせて踊る動画を撮影してSNSで公開する。
「ダダダ大統領になったらね~」
 コメントで〝お前じゃないw〟と言われたが、概ね好評だった。

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【2021/11/22 06:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】三首

 親戚の老人から、莫大な遺産を相続することになった若い娘の周囲で事件が続き、娘が姿を消した。チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵は、娘の行方と、かつて老人がどこかに建てたという供養塔、〝三つ首塔〟を探す。
「御本尊はキングギドラかな?」
 ケルベロスかもしれない。

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【2021/11/21 07:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】F1

 ペンネンネンネン・ネネムは、化け物世界の世界裁判長です。就任後、世界長に面会しました。
「ミカ・ハッキネンはお前であるか」
「違います」
「では、キミ・ライコネンか」
「……世界長、もしかしてF1大好きですか?」
 二人ともレーサーですが、〝ネン〟しか合っていません。

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【2021/11/20 11:43 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】夜歩3

 旧家の家老の血筋の青年が、友人の作家に相談した。
「主家の娘が問題を起こしたんだが、原因は、その前に届いた『汝、夜歩くなかれ』という変な手紙らしいんだ」
「深夜に英語の勉強でもするのか」
「……『夜アルク』か! しばらく悩んだじゃないか!」
 睡眠学習かもしれない。

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【2021/11/19 06:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】夜歩2

 旧家の家老の血筋の青年が、友人の作家に相談した。
「主家の娘が問題を起こしたんだが、原因は、その前に届いた『汝、夜歩くなかれ』という変な手紙らしいんだ」
「歩くのが駄目なら、走ればいいんじゃないか」
「『パンが無ければ』じゃあるまいし」
 そんな元気な夢遊病は嫌だ。

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【2021/11/18 06:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】夜歩

 旧家の家老の血筋の青年が、友人の作家に相談した。
「主家の娘が、夢遊病なんだ」
「アルムの山に帰れば治るんじゃないか?」
「ハイジかよ」
 都会の邸から、関係者一同で避暑に出掛けた田舎に、おじいさんやヨーゼフはいないが、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵には会う。

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【2021/11/17 06:18 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】妖怪2

 人捜しの依頼で瀬戸内海の島を訪れた、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵。捜していた男が遺したカセットテープを聞く。
『鵺(ぬえ)の鳴く夜は気をつけろ』
「穴が空いた靴下を持ってきて、『縫え、縫え』と要求……」
 そんな妖怪はいないし、新しいのを買うか自分で縫え。

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【2021/11/16 06:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】妖怪

 人捜しの依頼で瀬戸内海の島を訪れた、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵。捜していた男が遺したカセットテープを聞く。
『鵺(ぬえ)の鳴く夜は気をつけろ』
「尾が蛇で獅子頭の山羊だったかな?」
 それはキメラだ。正しくは頭が猿、体は狸、尾は蛇の妖怪。尾は合っている。

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【2021/11/15 06:12 】 | 小話 | コメント(0)
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