ムチャリンダ（ムチリンダ）は蛇の王で、瞑想するブッダの屋根代わりとなり風雨から守ったのち、ブッダに帰依します。
　ムチャリンダにお願いしました。
「今から山本リンダの『狙いうち』をかけるので、歌いながら踊ってください」
「無茶ぶり！？」
　モノマネまでしてくれました。

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　ムチャリンダ（ムチリンダ）は蛇の王で、瞑想するブッダの屋根代わりとなり風雨から守ったのち、ブッダに帰依します。
　ムチャリンダにお願いしました。
「今からザ・ブルーハーツの『リンダリンダ』をかけるので、踊ってください」
「無茶ぶり！？」
　ノリノリで踊ってくれました。

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　中国神話の伏羲・女媧は、上半身が人、下半身が蛇の兄妹かつ夫婦です。ギリシアからエキドナ（上半身が人、下半身が蛇）が訪ねてきて、呼びました。
「ねえねえ、フッカとジョキ」
「正しくはフッキとジョカね」
「漢字だと間違えられにくいんだけど、音だと混ざるみたいね……」

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　中国神話の伏羲・女媧は、上半身が人、下半身が蛇の兄妹かつ夫婦です。ギリシアからエキドナ（上半身が人、下半身が蛇）が訪ねてきて、質問しました。
「ねえ、あなたたち、私の親戚？」
「もし親戚だったら、人間とも親戚になるね」
　中国神話では、伏羲と女媧は人類の始祖です。

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　エデンの園で、イヴを唆して林檎を食べさせた蛇は、神による罰として足を取り上げられ、以後、地を這うようになったと言われます。
　エデンの蛇の子孫に質問しました。
「エデンにいた頃は、二足歩行してたんですか」
「……爬虫類だし、トカゲみたいに四足だったんじゃないかな」

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　とぐろを巻いた蛇の上に亀が乗り、その上に象が乗りました。
「『古代インドの宇宙観では、蛇と亀と象が大地を支える』って話、誤解らしいね」
「乗っちゃったんだけど、どうしよう」
「ブレーメンに行く途中の森で、人間脅かしてみる？」
　動物が動物に乗ることしか合ってません。

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　数人の男が、蛇の絵の速描き競争をした。最初に描き上げた男は、調子に乗って足を加筆。そんな蛇はいない、ということで失格になった。
「存在するぞ。エジプトの神サ・タだ」
「そんな神いるわけ……ええ！」
　調べたら存在したが、『蛇』を描く勝負なので、やはり失格になった。

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　蛇が仲間に言いました。
「『瞬足』って靴、あるじゃん」
「ああ、子供の運動靴ね」
「巳年仕様の製品を、考えてみたんだ」
「どんな？」
「靴の外周グルッと蛇が取り巻いて、自分の尾を咥えているデザインで、名前は『蛇足』」
「『無駄』って意味の名前の靴は、売れないと思うよ」

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　垂仁天皇の子ホムチワケ。遠出先の出雲でヒナガヒメと共寝しますが、実はヒメの正体は蛇。驚いて逃げると、蛇が怒って追いかけてきます。
　前方に、同様に蛇から逃げる僧侶がいました。
「私、道成寺に逃げ込む予定ですが、一緒に来ますか」
「遠慮します」
　道成寺の鐘は危険です。

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　ゴルゴン三姉妹が会話していました。
「マーライオン、あるでしょ」
「ああ、水を吐く像ね」
「水道の『蛇口』って言うわよね」
「言うわね」
「私たちの像で、髪の毛の全ての蛇の口から水が出てきたら、シャワーみたいで面白いと思わない？」
「それ、ものすごく水圧が必要そうね」

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　北欧神話では、神々の黄昏（ラグナロク）と呼ばれる最終決戦のときが訪れると、ミッドガルド大蛇（別名ヨルムンガンド）が海から陸へと上がってきます。
「黄昏（夕方）の後だからですか」
「その夜ではない」
　戦う相手がアサ神族（アース神族）なので、ちょうどよい気もします。

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　翼ある蛇ことアステカの神ケツァルコアトル、マヤ神話ではククルカンに質問しました。
「お正月はやっぱり、ハウスの『おせちもいいけどカレーもね』ですか」
　無言で考えるククルカン。
「……それククレカレー！」
　昔のククレカレーの、年末年始CMのキャッチコピーだそうです。

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　翼ある蛇ことアステカの神ケツァルコアトル、マヤ神話ではククルカンに質問しました。
「半沢直樹シリーズのタイトルになってます？」
　無言で考えるククルカン。
「……アルルカン！　それ『アルルカンと道化師』！」
　アルルカンも、ピエロとは衣装や役柄が違う道化師らしいです。

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　蛇が這っている道の先が、二つに分かれていた。それぞれの道に、バラエティ番組で体当たりして破る壁が立っていて、『軽』または『重』と書かれている。
「蛇の道はヘビーだぜ！」
　『重』の壁に体当たりし、無事に通過できた。ちなみに『軽』を破ると、全身白い粉まみれになる。

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　ギリシャ神話の伝令神ヘルメスの杖カドゥケウスには、蛇が2匹巻き付いています。ヘルメスが杖を見て呟きました。
「何か、いつもと違う……」
「あ、バレました？」
「実は、アスクレピオスの杖と1匹入れ替わってます」
　名医アスクレピオスの杖には、蛇が1匹巻き付いています。

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　蛇の家を、交代で張り込んでいた刑事たち。あまりの生活音のなさに疑問を持ち、室内へと踏み込んだ。
「誰もいません！　あるのは脱いだ皮だけです！」
「すみません、蛇に逃げられました！」
「お前ら何を見張ってたんだ、このマヌケ！」
　これが所謂『蛻（もぬけ）の殻』である。

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　蛇に睨まれた蛙が、身動きせずじっとしていた。蛙のほうも、蛇を睨み返しているように見える。
「にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」
　掛け声とともに、変顔で見つめ合う両者。しばらくの沈黙の後、
「ぷっ……あー、蛙くんは強いなぁ」
　蛇が吹き出し、蛙が勝利した。

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　とある事件を検非違使が捜査するが、関係者の証言の辻褄が合わない。
　捕縛された盗人の話。
「あの藪の中で、夫婦者の夫を襲おうとしたら、出てきた棒に襲われて」
　妻の話。
「棒ではなく蛇です」
　夫の話。
「あの、俺、蛇遣いで」
　藪で蛇遣いを襲った盗人が、逆襲された事件である。

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　歩いていたら突然、藪の中から棒が飛び出してきた。
「危ないなぁ、誰だよ」
　その棒を掴んで、藪をつついてみると、
「藪からスティックと藪からスネーク、どちらがお好きですか！？」
　蛇が飛び出してきた。変なの出しちゃったな。
「ぜひスネークに清き一票を！」
　どっちも嫌だよ。

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　数人の男が、蛇の絵の速描き競争をした。最初に描き上げた男は、調子に乗って足を加筆。そんな蛇はいない、ということで失格になった。
　二番手の男も、翼を加筆。
「存在するぞ。アステカの神ケツァルコアトルだ」
と言い張ったが、『蛇』を描く勝負なので、やはり失格になった。

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　蛇が、蝎に言いました。
「俺達、嫌いの代名詞にされてるじゃん」
「『蛇蝎のごとく』ね」
「好感度を上げたいんだ」
「どうやって？」
「コンビ組んでM-1に出る」
「成程」
「蝎、ボケて。俺が『何でやねん』って突っ込むから」
「お前、突っ込む手ないだろ」
　頭突きになりました。

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　蛇が、海の魔女に言いました。
「足が欲しいのです」
「足を手に入れて、何をするつもりだい？」
「人間の前で、『これが本当の蛇足！』と披露します。引き換えに、この長い舌を」
「いらないねぇ」
　魔女が、交換条件で蛇から欲しいものがなかったので、取引は成立しませんでした。

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