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  • 2025.09
【小話】加法

 数学のテストに、三角関数のsin(α+β)が出てきた。
 加法定理の覚え方は確か、咲いた咲いた、チューリップ……違うな、これは歌だ。咲いた咲いた、タンポポ? 何が咲くんだったっけ!? と悩んでいる間にテスト終了。
 正解は『咲いたコスモス、コスモス咲いた』だった。

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【2025/07/31 07:12 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】初鰹

 山口素堂が、夏の訪れを視覚聴覚味覚で楽しんで、詠みました。
「目には青葉山ほととぎす初鰹」
 その後、テレビアニメの『サザエさん』開始時、主人公サザエの弟の初代声優が大山のぶ代であることを知って驚きます。素堂が、再度詠みました。
「目には青葉山ほととぎす初カツオ」

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【2025/07/30 08:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】平安

 794年、平城京から平安京へと遷都されました。
「鳴くよウグイス平安京」
と言いたいのにウグイスが鳴かず、都人が困っていると、戦国武将が一言。
「鳴かぬなら殺してしまえ」
「それはホトトギスです。殺しちゃダメです」
 何をしても鳴かないので、鳴くまで気長に待ちました。

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【2025/07/29 06:58 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】犬君

 光源氏がとある家を外から覗いていると、尼君の前に走ってきた女の子が言いました。
「雀の子を、犬君(いぬき)が逃がしてしまったの」
 別の女の子が連れてこられて叱られ始めたので、源氏は
「え、犬君ってワンちゃんって意味じゃないの」
と驚いて呟き、覗きを発見されました。

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【2025/07/28 06:56 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】鸚鵡

 富士山の麓に建つ家で、飼われているオウムが鳴きました。
「ヒトヨ、ヒトヨニ、ヒトミゴロッ」
「そうじゃないだろ」
 突っ込む飼い主。
「ヒトナミニ、オゴレヤ」
「だから違うってば」
 ルート5の語呂合わせを言わせたいのに、飼い主の希望どおりには鳴いてくれないオウムでした。

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【2025/07/27 07:41 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】リカ

 女の子がリカちゃん電話に電話しました。
「もしもし、私リカよ。
 最近、古文の助動詞『り』の接続の覚え方で、『さみしい(サ未四已)リカちゃん』って言われてるけど、みんなが電話してくれるから寂しくないわ。これからもよろしくね」
 女の子は全く意味がわかりませんでした。

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【2025/07/26 15:22 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】K村

 K村の村民が、荷物の運搬にリアカーを買おうとしますが、ナトリウムに反対されました。
「僕が黄色じゃなくなるだろ」
「何の話だ!?」
 炎色反応の覚え方の語呂合わせです。車を借りようとするも動力付きはストロンチウムが貸してくれないので、最終的に馬力の橇で運びました。

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【2025/07/25 07:00 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】幕府

 1192年、征夷大将軍に任命された源頼朝が、喜んで言いました。
「いい国作ろう鎌倉幕府!」
 家臣が訂正します。
「今は、いい箱(1185)作ろう、らしいですよ」
「何!? もうできておるのか!?」
 守護・地頭を置いた年に、実質的に統治機構が成立したと考えるそうです。

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【2025/07/24 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】朝顔

 加賀千代女が、井戸の釣瓶に巻き付いている朝顔を見て、詠みました。
「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」
 井戸で水を汲もうとした男性が、朝顔に
「あ、鶴瓶師匠!」
と騒がれたので諦めます。近隣の家で水を貰う様子を見た千代女が、再度詠みました。
「朝顔に鶴瓶とバレてもらひ水」

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【2025/07/23 06:19 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】名月2

 小林一茶が、幼児が秋に満月を指さして欲しがるのを見て、詠みました。
「名月を取ってくれろと泣く子かな」
 鉄道ファンの子が、お気に入りの電車をスマホで撮影してほしい、と父親に頼んでいます。季語がないですが、一茶が再度詠みました。
「名鉄を撮ってくれろと泣く子かな」

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【2025/07/22 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】名月

 小林一茶が、幼児が秋に満月を指さして欲しがるのを見て、詠みました。
「名月を取ってくれろと泣く子かな」
 野球ファンの子が、別チームの選手が推しチームに来たらいいのに、と欲しがります。季語がないですが、一茶が再度詠みました。
「レイエスを取ってくれろと泣く子かな」

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【2025/07/21 07:05 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】命乞2

 小林一茶が、蝿の命乞いするかのような仕草を見て、詠みました。
「やれ打つな蝿が手をすり足をする」
 蝿が揉み手をしながら、
「よっ! お兄さん、男前だねぇ! 映画俳優かと思ったよ!」
とお世辞を言ってきます。一茶が再度詠みました。
「やれ打つな蝿が手をすりゴマをする」

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【2025/07/20 08:24 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】子供2

 小林一茶が、春が来て屋外に出てきた子供たちを見て、詠みました。
「雪とけて村いっぱいの子どもかな」
 近くに基地局ができ、通信会社1社のみ電波が入るようになったので、みな同じキャリアのスマホを持っています。一茶が再度詠みました。
「雪とけて村いっぱいのドコモかな」

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【2025/07/19 07:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】子供

 小林一茶が、春が来て屋外に出てきた子供たちを見て、詠みました。
「雪とけて村いっぱいの子どもかな」
 子供たちの間で、インドネシアの世界最大級のオオトカゲの動画が大流行。あちこちで見ているので、一茶が再度詠みました。
「雪とけて村いっぱいのコモド(ドラゴン)かな」

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【2025/07/18 07:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】命乞

 小林一茶が、蝿の命乞いするかのような仕草を見て、詠みました。
「やれ打つな蝿が手をすり足をする」
 テレビで野球観戦していて贔屓チームがサヨナラ負けしそうな場面、相手チームの打者は四番です。季語がなくなりますが、再度詠みました。
「やれ打つな我が手をすり足をする」

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【2025/07/17 06:22 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】雀子2

 小林一茶が、偉い人が乗った馬が通る前に人払いしているのを見て、詠みました。
「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」
 腐海の巨大生物が目を赤く光らせて、群れをなして暴走しています。その様子を見た一茶が、再度詠みました。
「雀の子そこのけそこのけ王蟲(オーム)が通る」

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【2025/07/16 06:19 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】雀子

 小林一茶が、偉い人が乗った馬が通る前に人払いしているのを見て、詠みました。
「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」
 人払いしている人の髪型がややこしく、頭上で雀の子が髪を引っ張っています。その様子を見た一茶が、再度詠みました。
「雀の子そこの毛どこの毛お馬が通る」

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【2025/07/15 06:32 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】時鳥

 与謝蕪村が、春にホトトギスが鳴きながら、平安京を斜めに飛んでいくのを見て詠みました。
「ほととぎす平安城を筋違(すぢかひ)に」
 その後、拡大印刷された名鉄の路線図の、ある駅の上を斜めに飛びます。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「ほととぎす新安城を筋違に」

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【2025/07/14 06:30 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日10

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海沿いの遊歩道で終日(ひねもす)、『八つ墓村』の濃茶の尼が、
「八つ墓明神はお怒りじゃ!」
と人々を追い返そうとします。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもす祟り祟りかな」

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【2025/07/13 09:33 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日9

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海辺の家で終日(ひねもす)、住人がテレビで昔から今までの流行歌を紹介する番組を視聴しますが、知らない曲が多いです。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもす流行り廃りかな」

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【2025/07/12 08:55 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日8

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海近くの路上で終日(ひねもす)、週刊誌記者に直撃された芸能人が曖昧に答えますが、記者は細かく質問し続けています。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもす根掘り葉掘りかな」

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【2025/07/11 07:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日7

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海を見下ろす高台で終日(ひねもす)、どこかの高校か大学の山岳部員が、神社の参道の長い階段でトレーニングしています。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもす登りくだりかな」

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【2025/07/10 07:08 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日6

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海の近くの道路で終日(ひねもす)、車の運転初心者が、右折が難しいので全て左折で目的地に着けないかと試行錯誤しています。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもす左回りかな」

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【2025/07/09 07:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】終日5

 与謝蕪村が、丹後の海を見て詠みました。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
 海沿いの遊歩道で終日(ひねもす)、『不思議の国のアリス』のチェシヤ猫が口だけ現れて、訪れる人々を驚かせています。その様子を見た蕪村が、再度詠みました。
「春の海ひねもすニタリニタリかな」

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【2025/07/08 06:27 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】七夕2

 織女が食器棚に食器を片付けようとして、不思議そうに首を傾げました。
「何で、こんなところにビターチョコがあるの?」
 それは棚ビターです。
 その頃、牽牛は倉庫の棚を整理しようとして、驚いて叫びました。
「何で、こんなところでゴルフのパット練習!」
 それは棚パターです。

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【2025/07/07 08:16 】 | 小話 | コメント(0)
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