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2011年10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2892ページ
ナイス数:44ナイス

世界の終わりには君と一緒に (祥伝社コミック文庫)世界の終わりには君と一緒に (祥伝社コミック文庫)
歯科待合室で読んだのは上下巻(愛蔵版?)だが、画像がないのでココへ。競馬好きで女好き、金にルーズでちゃらんぽらんな啓司。“運命の女”かもしれない相手に出会ったけれど、誰も幸せにならない話だった。人生そう簡単に変わったりしない、ということか。
読了日:10月01日 著者:桜沢 エリカ

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (6) (角川コミックス・エース 203-9)涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 (6) (角川コミックス・エース 203-9)
「すでにこれが罰ゲームですね」(笑)。ぷよキャラは水着だろうと巨乳だろうと、健康的過ぎて色気を感じないのだが、園児森さんは至高。あとジャスミン。
読了日:10月04日 著者:ぷよ

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)
『適切な愛』『血をわけた姉妹』『しあわせの理由』が好き。『血を〜』のカレンには、ナンシー・クレス『眠る犬』を連想する。家族の復讐(だけではないが)のため、非合法な手段をも駆使して突き進む、強靭なヒロイン。
読了日:10月08日 著者:グレッグ イーガン

ユージニア (角川文庫)ユージニア (角川文庫)
再読して思う、この聞き手は非常に有能だ。皆よくここまで喋ったなぁ。そして、本来“彼女”は一人になりたかったのであり、それが叶わないから二人を望んだということ。相手が彼である必然性は彼女にはなく、彼の献身に応えようとしたに過ぎない。変わらず思うのは、私にとって本書は“緋紗子を鑑賞する満喜子の物語”だということ。事件の真相は二の次。
読了日:10月10日 著者:恩田 陸

SFの殿堂 遙かなる地平〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)SFの殿堂 遙かなる地平〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
再読。ル・グィン目当てで買ったアンソロジーだが、ナンシー・クレス『眠る犬』が一番好き。〈エンダー〉と〈知性化宇宙〉の短編も面白い。〈永遠なるローマ〉は歴史改変物だが、『ローマ人の物語』で本当のローマの知識を得てから再読すると、前よりよく解る。
読了日:10月11日 著者:

装甲騎兵ボトムズ equal ガネシス (角川コミックス・エース)装甲騎兵ボトムズ equal ガネシス (角川コミックス・エース)
コミックスAから出たが中身は小説、できれば文庫で出して欲しかったな。ボトムズは全く知らないが、雑誌連載を毎月楽しく読んでいた。連載時のミラとバフィの美麗イラストが無いのが惜しい。当時も今回も、相変わらずミラの正体が解らない(泣)。
読了日:10月12日 著者:高橋 良輔

松川事件の真犯人 (祥伝社文庫 よ 6-1)松川事件の真犯人 (祥伝社文庫 よ 6-1)
再読。1949年に発生した下山・三鷹・松川の戦後三大謀略事件。私は下山本を数冊読み、関連本として本書を買ったが、コレ初心者向けじゃない(汗)。罪を着せられた被告たちの裁判中に出た本の復刊だからか、「読者は松川事件及び裁判の経緯をある程度知っている」というスタンスで、説明なしに話がどんどん進む……初心者は、柴田哲孝氏の解説に書かれている概略を先に読むべき。あと、松川や飯坂の位置関係が解らないので、福島県の地図が欲しい。でも面白い。“予行演習”の予讃線・庭坂事件は、コレ読むまで知らなかった。
読了日:10月22日 著者:吉原 公一郎

図書室の中の夜図書室の中の夜
再読。かつて17歳だった全ての女性に捧げたい恋愛詩集。17歳の頃の純粋な恋を、20歳を過ぎ、男性を知ってから振り返る。失恋して「香ばしいような腰骨に二度と触れはしない」と考える自分を「カラダメアテ」と自嘲するところまで含めて、初々しいと思う。中島梨絵氏の多数の挿絵も素敵。出版社倒産により絶版なのが惜しまれる。
読了日:10月23日 著者:山中 愛理

聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
泣くマリア像のシステム(笑)。カンダタ、バリトンボイスでも充分可愛いよ、欲しい! そして漁師兄弟は相変わらずイケメン過ぎる。
読了日:10月25日 著者:中村 光

薄い街薄い街
佐藤氏の歌は、死の気配が漂うところが好きだ。春も夏も秋も冬も、全て死を内包している。特に本歌集は、死の上に「生」を仮装して、この世を静かにパレードする行列が見える。「飛ぶ紙のように鳥たちわたしたちわすれつづけることが復讐」が凄いと思う。
読了日:10月29日 著者:佐藤 弓生

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【2011/11/02 01:40 】 | 本関係 | コメント(0)
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