忍者ブログ
【小話】件3
 牛の体に人間の頭を持つ妖怪、件(くだん)が現れた。予言を聞くため政府が保護し、白檀(びゃくだん)の香を焚き、楽団の演奏で歓迎する。件に欲しい物がないか尋ねると、
「特段ありませんが、強いて言えばバクダンお握り」
との返事。接待担当者は、即断で沖縄から取り寄せた。


拍手[0回]

PR
【2014/04/06 00:04 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】蕗薹 | ホーム | 【小話】件2>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>