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【小話】門限
 日々膨らみつつある月を見上げて、かぐや姫がため息をついた。
「満月になったら、帰らなくちゃ」
 城の鐘に目をやり、シンデレラも呟く。
「十二時の鐘が鳴るまでに、帰らないと」
 二人は、
「お互い、門限が厳しいとツラいよねー」
「そうよねー」
と意気投合した。門限だったのか。


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【2014/09/10 07:11 】 | 小話 | コメント(0)
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