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【小話】魔神4
 ランプをこすると中から魔神が現れたので、俺は願い事を言った。
「俺の友達になってくれ」
「えっ」
 絶句して目を逸らし、ちょっとそわそわする魔神。
「それが願いか」
「ああ」
「……承知した。友達になってやる」
 こういうのもツンデレと言うのだろうか。
 翌日、ランプをこすって魔神が現れると、俺は言った。
「魔神としてではなく、友達としてのお前に頼みがあるんだ」
「えっ」
「俺たち、友達だろ?」
「……う、うん」
 魔神は買い物に行き、夕飯を二人分作った。これで当分、食事に困ることはなさそうだ。

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【2012/01/26 00:02 】 | 小話 | コメント(0)
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