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【小話】因幡
「和邇(わに)さんたち、並んでよ。僕が数えてあげるから!」
 兎の言葉に、和邇は素直に一列に並びました。
(しめしめ、これで背中を跳んで、対岸に渡れるぞ)
 しかし、和邇の列は緩やかにカーブして円を描いていたので、数え終わった兎が辿り着いたのは、ほぼ元の場所でした。

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【2017/07/24 21:25 】 | 小話 | コメント(0)
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