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2017年7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1800
ナイス数:343


ACCA13区監察課(5) (ビッグガンガンコミックススーパー)ACCA13区監察課(5) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
後輩から最終巻まで借りた。ニーノが語る真実。皆さん言ってるけど、ニーノのお父さんソレはちょっと無理があるよ! オータス兄妹に責任は全くないが、王族の我儘で大勢の人間の人生が狂ったんじゃないかと思う。ペシ区でも何人かクビ飛んでるだろ……。もう少し穏当な手段はなかったのかねー。動き始めるドーワー王家。食パン友達からの情報。ジーン不在中のロッタに迫る手とオカッパくん。本部監察課三人娘、お菓子食べてる印象しかないけど密かに有能(笑)。遂に動き出した5長官会議。何でも賭けるヤッカラ区出身のスペード長官、好きだわー。
読了日:07月03日 著者:オノ・ナツメ

ACCA13区監察課(6)(完) (ビッグガンガンコミックススーパー)ACCA13区監察課(6)(完) (ビッグガンガンコミックススーパー)感想
後輩から借りた最終巻。フラワウ区は怖い。しかし、視察の順番が絶妙で、各区の特色を描写するとともに、クーデター計画やら過去の真実やらが次第に明かされていく、この構成には唸るしかないわ。腹の探り合い、騙し合いの末の、クーデター当日。託された、ACCAの未来。これ以上ないってくらい丸く収まったけど……恋愛面だけは(泣)。ニーノが今まで生きてきた年月を考えると、今更「自由だ」って言われても、と思うけれど、今後はジーンとニーノは単なる悪友になれるのかもしれない。各区に戻った長官たちが超絶イキイキ(笑)。面白かった。
読了日:07月03日 著者:オノ・ナツメ

幻獣調査員2 (ファミ通文庫)幻獣調査員2 (ファミ通文庫)感想
人と幻獣の共存を目指す白い少女フェリ、兎頭の闇紳士クーシュナ、人工蝙蝠トローの旅。1巻ほどの驚きはないけれど、カクヨム掲載分既読でも、書籍版の幕間を読むと印象が変わる構成。『悪竜と毒姫』『サイクロプスの宴』『海豹乙女』『妖精の囚われ人』『グリフォンとナックラヴィー』『食糧室の精』、連載時は気づかなかったが、最後のヒュドラの話に向けて、読者に必要な情報を、違う話の中で作者がさりげなく説明積み重ねてるんだなぁ。この世界で『勇者』と『王様』が発生する仕組み。勇者育成システムには人道的に非常に問題あり。乞う続巻。
読了日:07月20日 著者:綾里 けいし

誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)感想
面白いんだけど、ファーストコンタクトって何だっけ、と思うアンソロジー(笑)。ウィリス『わが愛しき娘たちよ』と野崎まど『第五の地平』他書で既読。筒井康隆『関節話法』と小川一水『コズミックロマンスカルテット with E』大笑いした。両方とも最後の一行凄い。ディック『ウーブ身重く横たわる』、円城塔『イグノラムス・イグノラビムス』と続けて、異文化との接触は料理ネタになり易いのか。ウィリス既読なのに、短歌詠もうと熟読したら本気で気持ち悪くなる破壊力よ。そして、野崎まど既読なのに「待て待て」とツッコミ入れてしまう。
読了日:07月22日 著者:

ディザインズ(1) (アフタヌーンKC)ディザインズ(1) (アフタヌーンKC)感想
職場で1-2巻を借りた。企業が宇宙移民計画のために遺伝子設計して開発したHA(ヒューマナイズド・アニマル)は、戦争にも適応する。両生類の皮膚を持つクーベルチュール(蛙)は、全身が鼓膜であるかのように音で世界を触る。イルカのHAたちはエコー画像のように音で世界を見る。それぞれの生物固有の認識世界、環世界〈ウムヴェルト〉。天才Dr.オクダには、世界がどう見えているのか。細かい理屈はさておき、クーベルチュール可愛い! HAと人間の戦闘シーンは能力差が圧倒的な殺戮兵器だが、美しい。館のメイドのジャスミンも可愛い。
読了日:07月25日 著者:五十嵐 大介

ディザインズ(2) (アフタヌーンKC)ディザインズ(2) (アフタヌーンKC)感想
職場で1-2巻を借りた。クーベルチュールと姉妹のように育ったヒョウ二人、アンとベイブ。ベイブが投薬実験の影響で脱走。人面豹なんだけど美しいんだよなぁ。Dr.ビクトリアの秘蔵っ子、HAイルカ5人が狩りに向かう。個々に性格が違い、ランは先生(蛙)に好意的。タオやキイは感情的で傲慢。感覚共有が武器だが、落し穴もあって。企業内の対立派閥、会長とビクトリア、ショーンとオクダ。マッド・サイエンティストの過去、事故死した両親は何者か。企業秘密〝ミセスビッグ〟。実戦投入されたHAの暴走……ロクなことにならなさそうだなぁ。
読了日:07月25日 著者:五十嵐 大介

ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 (アフタヌーンKC)ウムヴェルト 五十嵐大介作品集 (アフタヌーンKC)感想
職場で『ディザインズ』と一緒に借りた短編集。表題作は『ディザインズ』の元となった話で、蛙が少し幼く、オクダも若い。美少女が無表情でテントウムシ食べる(蛙の人化だから)のが可愛いよね! そっか、『ディザインズ』の成長した蛙は笑うようになってるんだ。オクダ本人がよく喋るのでマッドっぷりが前面に出てる。犬の環世界(ウムヴェルト)の時間認識の説明は物凄くSF。『よかったね雨男』は本当によかったね! ざあざあ可愛い。『ガルーダ』『マサヨシとバアちゃん』は主題が同じで、「死ぬ」というのがこういうことなら怖くないかも。
読了日:07月26日 著者:五十嵐 大介


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【2017/08/11 23:39 】 | 本関係 | コメント(0)
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