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修士二年の12月17日、アメリカで観測が行われた。データが一次処理されて日本に届くまで最短二週間。それから解析して結果を修士論文に入れろと、教授が恐ろしいことを言う。本番は先だが、2月1日には他研究室と合同で、修論発表練習会があるのに。
年明けて1月4日、アメリカからメールが届いた。もちろん英語だが、要約するとこんな内容。 「まだデータ処理してないよ、HAPPY NEW YEAR！」 PCの向こうに、手を叩いてHAHAHA！と大笑いするアメリカ人の幻覚が見えた。こっちは全然HAPPYじゃねぇ！
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