恩田陸『木曜組曲』(徳間文庫)。恩田作品を読むのは、『光の帝国 常野物語』、『六番目の小夜子』(以上新潮文庫)に次いで3作目。仮に『光の帝国』を10点とすると、『小夜子』は5点。しかしコレは50点つけよう! というくらい気に入った。
小説家・重松時子が「うぐいす館」で薬物死してから四年。あの日、館に居合わせた文筆業の女たち5人が今年も集まり、時子を偲ぶ宴を開く。しかし、届いた花束に添えられたメッセージをきっかけに、食卓は告発・告白の場と化していく。時子は本当に自殺だったのか? |
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