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【小話】天狗

 天狗が住む山で彦一は、竹筒を目に当てて見るフリをしました。
「やあ京が見える大坂が見える。さすが千里鏡だ」
 飛べば実際に行ける天狗は動じません。
「やあ女湯が見える」
 これも天狗は、隠れ蓑で姿を消せば近づけます。
「やあ着物が透けて見える」
「何!?」
 食いつきました。

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【2018/11/16 20:06 】 | 小話 | コメント(0)
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