棘に囲まれた城の中で眠っていた王女。百年の時が過ぎ、目を覚ましました。目の前にいたのは、「まあ! 何て素敵な、王子……様?」 着衣そのものは高級品なのですが、布があちこち破れ、全身に埃を被った、疲れた表情の青年でした。ここに着くまでにいろいろあったようです。
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