城で王様の髪の毛を切って来た床屋は、秘密を抱え込んでしまいました。町外れの草原に穴を掘り、その中に告白します。「王様の耳たぶが、肩まで届きそうなくらい、長かったんだが……実はうちの王様、お釈迦様だったり、そのうち出家したりするんじゃ」 王様の耳は福耳でした。
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