忍者ブログ
【小話】計数2

 夜、なかなか眠れないので、羊を数えることにした。目を閉じて牧場と柵を思い浮かべ、一匹ずつ飛び越えさせる。
「羊が一匹、羊が二匹……」
 遠くに、手にカウンタを持った人が現れて、双眼鏡でこちらを観察し始めた。なぜ日本野鳥の会が、と考えたら、余計に寝られなくなった。

拍手[0回]

PR
【2019/12/08 11:11 】 | 小話 | コメント(0)
<<2019年11月の読書メーター | ホーム | 【小話】姉妹>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>