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【小話】夏夜
「夏は夜。月の頃は皿なり」
 夜にそぞろ歩きしていると、どこからか女の声が聞こえてきた。確か『枕草子』の一節だが、イントネーションがおかしい気がする。
「ただ一枚、二枚など数えるもをかし」
 何か変だぞ、と思ってそちらを見ると、井戸に着物姿の女が。をかし、じゃねぇ!

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【2020/07/19 08:04 】 | 小話 | コメント(0)
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