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【小話】下駄

 浪人が毎晩逢い引きしていた娘が、実は幽霊だった。このままでは、憑り殺されてしまう。浪人は家中にお札を貼って立て籠もるが、夜になると、カランコロンという下駄の音が近づいてくる。
「下駄を鳴らして奴が来る……」
 それ、学生服の腰に手拭いぶら下げた友人が来ると思う。

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【2020/07/21 06:47 】 | 小話 | コメント(0)
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