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2021年3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1857
ナイス数:533


野性の証明 (1978年) (角川文庫)野性の証明 (1978年) (角川文庫)感想
再読。解説・高木彬光。映画も見たので大筋は覚えているが、細部は忘れていて、「あれ、この人こんなに早く死んだっけ?」と思ったり。表紙は映画のイメージだよな。岩手の僻村で大量殺人事件。唯一の生存者で記憶喪失の少女・頼子を引き取った味沢は、羽代市で保険外交員として暮らす。岩手の北野刑事は、味沢を犯人と疑い追い続ける。羽代市を牛耳る大場一族の不正を暴くための調査とか、北野刑事の捜査とか、個々の場面では頑張ってるんだけど、最終的に真相が明るみに出ないので、読者として爽快感がない……。映画の薬師丸ひろ子は可愛かった。
読了日:03月02日 著者:森村 誠一

ついに見えたブラックホール: 地球サイズの望遠鏡がつかんだ謎ついに見えたブラックホール: 地球サイズの望遠鏡がつかんだ謎感想
2020年7月刊。1章はブラックホール自体の理論。2章がブラックホールを観測したらどう見えるかの理論(ブラックホール・シャドウ)。3章が銀河M87概要。4章、イベント・ホライズン望遠鏡の説明。5章、M87の電波ジェットがEHTで検出されなかった件の考察。6章、EHTが観測した他の銀河5つ(いて座A*等)概要。7章、(M87もEHTも直接は関係ないけど)銀河同士が合体したら超大質量ブラックホールが複数ある話。8章、観測装置の未来像。実現可能性はよく解らないが、付録の可視光-赤外線VLBIの話は夢があるなぁ。
読了日:03月08日 著者:谷口 義明

吾妻鏡(上)―マンガ日本の古典〈14〉 (中公文庫)吾妻鏡(上)―マンガ日本の古典〈14〉 (中公文庫)感想
『吾妻鏡』は鎌倉幕府の公用記録書なので、幕府ができてから(源頼朝が征夷大将軍になった1192年)と思っていたら、以仁王の令旨から始まった。上巻は1180年旧暦4月17日、頼朝が令旨を受け取った日から、1184年旧暦4月末の木曽義高の死まで。扱われている時期的には大体知っている内容だが、日付が明記してあると、この動きからこの動きまで六日なのか! ここまでで一ヶ月か! と時々刻々移り変わる臨場感があっていいわー。千葉介常胤(三晩待たせて参陣)と上総介広常(遅れて参陣)が時々ごっちゃになる(汗)。続巻買わねば。
読了日:03月13日 著者:竹宮 恵子

漫画版 日本の歴史 12 明治維新と新政府 明治時代前期 (角川文庫)漫画版 日本の歴史 12 明治維新と新政府 明治時代前期 (角川文庫)感想
表紙:片岡人生・近藤一馬、漫画:蔦森えん。三人座ってるだけなのに、この表紙カッコいいな! 単行本版のフルカラー絵より、渋くて好きだ。王政復古の大号令(1867)から戊辰戦争、明治維新(1868)、岩倉使節団(1871-73)、征韓論(1873)、西南戦争(1877)、大久保利通暗殺(1878)まで。これ1冊で11年とは思えない激動ぶり。大号令直後の諸外国への対応とか、慶喜有能だよね。前巻から3冊連続で伊藤博文が登場しているが(前巻は高杉晋作の通訳、本書は使節団)、ウチの娘に言ったら気付いていなかった……。
読了日:03月14日 著者:

ホーキングとペンローズが語る 時空の本質―ブラックホールから量子宇宙論へホーキングとペンローズが語る 時空の本質―ブラックホールから量子宇宙論へ感想
1997年刊。間違えて同じ本を2冊買った人から貰った。ホーキングとペンローズが3章ずつ交互に語り、最後に討論。私、大学でシュレーディンガー方程式や、熱力学のエントロピーは一応習ったんだが、のっけからヌル測地線の意味が解らん(苦笑)。でも面白い。数式は少なくて、図で説明されている概念をいかに理解するかに全力注ぐ感じで読む。難しい内容を講義している筈なのに、「四次元の映像をお見せしたかったのですが、政府が予算を削減したために、ケンブリッジ大学は二次元のスクリーンしか用意できませんでした」とかちょくちょく笑う。
読了日:03月21日 著者:スティーヴン ホーキング,ロジャー ペンローズ

恋の華・白蓮事件 (文春文庫)恋の華・白蓮事件 (文春文庫)感想
柳原白蓮(燁子)の名と、歌人で、福岡の炭鉱王・伊藤伝右衛門と結婚中に他の男と出奔したことは知っていた。生母は維新で没落した旧幕臣の娘で、堂上華族の柳原の妾に。柳原妹は大正天皇生母、つまり燁子は天皇の従妹。出奔相手・宮崎竜介の伯父は西南戦争で死亡、父・宮崎滔天は孫文の盟友。物凄い歴史の本を読んだ気分だ。伊藤と燁子、合わない相手を結婚させたのが無理があった気がする。福岡居住中に本書を読んでいたら、天神のあかがね御殿(伊藤家別荘)跡を訪ねたろうなぁ。〈われはここに神はいづくにましますや星のまたたき寂しき夜なり〉
読了日:03月22日 著者:永畑 道子

漫画版 日本の歴史 13 近代国家への道 明治時代後期 (角川文庫)漫画版 日本の歴史 13 近代国家への道 明治時代後期 (角川文庫)感想
表紙:氷堂涼二、漫画:水面かえる。娘が小6で歴史を習い始める前に、と11-13まとめ買い。本巻で扱う時代は1878~1911年(大久保暗殺後に内務卿になった伊藤博文が、ハルビンで暗殺された翌年まで)だが、1章(自由民権運動、初代内閣、憲法制定、第1回選挙、不平等条約撤廃)と、2・3章(日清戦争、殖産興業、日英同盟、日露戦争、満鉄設立、韓国併合)、4章(近代化と科学、芸術)で同時期を別方面から3回描くので、出来事の順番の理解に若干注意。日本史漫画だが、2・3章は朝鮮半島と清~中華民国の歴史の描写も割と多い。
読了日:03月27日 著者:


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【2021/04/03 14:49 】 | 本関係 | コメント(0)
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