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2021年5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1675
ナイス数:493


漫画版 日本の歴史 14 大正デモクラシー 大正~昭和時代初期 (角川文庫)漫画版 日本の歴史 14 大正デモクラシー 大正~昭和時代初期 (角川文庫)感想
表紙:琴音らんまる、漫画:久木ゆづる。1912明治天皇崩御~1940大政翼賛会の28年。表紙の平塚らいてう(多分)可愛い。冒頭の若手新聞記者が中年になるまでに、第一次護憲運動、1914~8第一次大戦、1923関東大震災、1925普通選挙法と治安維持法成立、1926昭和、1931満州事変、1937盧溝橋から日中開戦、1938国家総動員法。民衆の自由や平等を求める運動が盛り上がった大正が、戦争に全てを注ぎ込む昭和へと急変する。当時の人には、本当に「何で?」っていう変化じゃないのか。顔のない軍部は個人名欲しい。
読了日:05月02日 著者:

汚名「九大生体解剖事件」の真相 (文春文庫 (376‐1))汚名「九大生体解剖事件」の真相 (文春文庫 (376‐1))感想
著者の訃報に接し再読。福岡在住時、著者が開業する産婦人科は見たことあり。昭和20年5月、捕虜のB29搭乗員を九州大学で「生体解剖」したとされる事件(『海と毒薬』のモデル)。当時、解剖学教室(平光教授)に入ったばかりの学生だった著者は、手術を目撃する。西部軍参謀の意向で、外科の教授が、ほぼ死ぬ実験的手術を、(平光教授不在中に)解剖学教室の場所を借りて実施。結果、死んだ捕虜の遺体を(平光教授の知らないうちに)解剖。恩師の汚名を雪ごうと執筆。外科教授、自殺せず証言してくれたら……。外科助教授側の本もあるらしい。
読了日:05月05日 著者:東野 利夫

昭和史の天皇―原爆投下 (角川文庫)昭和史の天皇―原爆投下 (角川文庫)感想
新聞長期連載の一部まとめ、天皇は本書では最後のみ登場(投下報告を受ける)。「原爆を抱いて」完成が見えてきた米国で、軍人や科学者が本当に使用するか議論、実験、準備。「日本の原爆」理研・仁科研と陸軍、京大・荒勝研と海軍による研究。「広島第一報!」投下後の現地調査。国内にはウラン鉱も資材も電力も何もなし、完成など遠未来の基礎研究段階だが。研究していたからこそ、投下後に「あれは原爆だ」と理解できる。最先端の原子核物理学を、ない物資をかき集め、実験装置手作りして試行錯誤、という研究過程は、読んでいて非常に興味深い。
読了日:05月09日 著者:

吾妻鏡(下)―マンガ日本の古典〈16〉 (中公文庫)吾妻鏡(下)―マンガ日本の古典〈16〉 (中公文庫)感想
1196から3年間の記録は『吾妻鏡』から欠落、その間は他資料から。1195稲毛重成の妻(北条政子の妹)の死。1197大姫の死。稲毛が妻の供養に架けた橋からの帰途、頼朝が落馬。1199頼朝死亡。その夏、大姫の妹・三幡の死。続くな……。実朝を見ると『右大臣実朝』再読したくなり、承久の乱になると『炎環』再読したくなる。実朝が作らせた船が浮かばなかった、って浅いからか! 初めて理解(小学生の頃から、何となく欠陥で浸水と思い込んでた)。1221承久の乱後~1266がラスト数頁だけで、実はその辺詳しく読みたかったな。
読了日:05月15日 著者:竹宮 恵子

狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫)狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選 (新潮文庫)感想
傑作選2冊目。『ランドルフ・カーターの陳述』『ピックマンのモデル』『エーリッヒ・ツァンの音楽』『猟犬』『ダゴン』『祝祭』『時間からの影』表題作の八編。「窓に!」と表題作が読めて満足。表題作の南極探検、地図見ながら読みたいわー。発掘で次々新事実が明らかになる辺りが非常に面白い。超高原でのダイヤーらは、なぜ壁画彫刻でそこまで細かく理解できるんだ、とは思う(苦笑)。ダンウィッチとインスマスが入っていた1に比べると、展開がワンパターンな気はしないでもない。ていうか、人間が逃げずに対処できたダンウィッチが凄いのか。
読了日:05月19日 著者:H・P・ラヴクラフト


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【2021/06/13 15:04 】 | 本関係 | コメント(0)
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