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2022年4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1661
ナイス数:478


日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー)日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー)感想
漫画『ふしぎの国のバード』2巻まで既読、日光や、皮膚病眼病の人々の話は記憶がある。明治11年、英国人探検家イザベラが、通訳兼ガイドの伊藤だけを連れ、東京~日光~会津~新潟~山形~横手~久保田(秋田)~大舘~青森~函館~北海道内~函館を旅する。どこを読んでも面白いが、北海道でのアイヌの人々の生活の描写が最高。6月に出発して9月に伊藤と別れるまで、道は悪いわ馬は暴れるわ虫に刺されるわ、とても3ヶ月とは思えない濃い期間。悪路のたび旅をやめさせようとしたあの伊藤が「最後の朝になって残念に思う」と言うのが心に残る。
読了日:04月04日 著者:イザベラ バード

朱なる十字架 (文春文庫 200-4)朱なる十字架 (文春文庫 200-4)感想
職場本棚。細川ガラシャについては、明智光秀の娘、夫の忠興が溺愛、関ケ原直前に人質にされぬよう死亡(キリシタンは自害できないので家臣に殺させた)、程度のイメージしかなかったので読んでみた。無邪気な疑問を持つように見えるが、納得できないことは受け入れず、誰に対しても意見を言う。殿が決めた縁談、知らぬ間に謀反人の娘となり、軟禁。戦乱の時代だが、城の中の姫や奥方にはどうすることもできない外側で歴史は動き、お玉の目は内面に向かう。自分で選んで決断することができたのが、キリシタンになる、ということだったのかなと思う。
読了日:04月25日 著者:永井 路子

卒業タイムリミット (双葉文庫)卒業タイムリミット (双葉文庫)感想
中一娘がドラマを部分的に見て、原作を読みたがったので購入。卒業式三日前に高校教師が誘拐され、監禁動画がネット上に。『謎を解け』との手紙が届いた三年生四人が、事件解決に奔走する。特に接点がないのに、なぜこの四人なのか。教師を誘拐して監禁、且つ生徒にわざわざ挑戦状を送る目的がよく解らん、と読み始めは思っていたが、犯人的には筋が通っていた。私と娘が見た回では、被害者教師の為人は描写されなかったので、こんな先生だったのか。教師だからって全員が大人でも善人でもないが、信頼できる先生も勿論いる。読後感は爽やか。青春。
読了日:04月29日 著者:辻堂 ゆめ

南総里見八犬伝(一) 運命の仲間 (講談社青い鳥文庫)南総里見八犬伝(一) 運命の仲間 (講談社青い鳥文庫)感想
中一娘が八犬伝に関心を示す(要・可愛い挿絵)。原作が超長いので、角川つばさ文庫や集英社みらい文庫の1冊本だとダイジェスト過ぎるかなと予想し、3冊本を選択。親も、大昔に見た映画で薬師丸ひろ子が可愛かったことしか覚えていない(しかも、映画原作は馬琴じゃないようで登場人物が違う)ので、読んでみた。武蔵国の犬塚信乃は、死の床の父に宝刀村雨丸を託されるが、欲深な村長に宝刀を狙われ続ける。村長の家の下働きの少年・犬川荘助と信乃は、同じ形のあざと玉を持っていた。文章は易しいが、舞台が広く登場人物が多い! 脳内整理大変。
読了日:04月30日 著者:時海 結以,亜沙美

南総里見八犬伝(二) 呪いとの戦い (講談社青い鳥文庫)南総里見八犬伝(二) 呪いとの戦い (講談社青い鳥文庫)感想
全3巻の2。40年前、里見の国にかけられた玉梓の呪いが甦り、八犬士を襲う。犬士本人は無事だが、周囲の人々が続々死亡。1巻末で散り散りになった犬士のうち、犬田小文吾は謎の美少女と邂逅。江戸時代(話の舞台は室町)の男の娘・犬坂毛野、『ふしぎ遊戯』柳宿みたい。人の話を聞かない殿様が多く、誤解や濡れ衣で各地で犬士がそれぞれ賞金首となり、えーと彼はどこの家来に会うと不味いんだっけと悩む。玉梓に操られた女・船虫が各地に出没、様々な策略で犬士を狙う。聞く耳持たずに襲ってくる人間が多いが、黒い霧のせいで仕方ないのかなぁ。
読了日:04月30日 著者:時海 結以,亜沙美


4月の読書メーター

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【2022/05/01 14:24 】 | 本関係 | コメント(0)
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