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【小話】蛍雪3

 夜も勉強したいが、灯火のための油を買うお金がない。蛍をたくさん捕まえ、袋に入れて吊るした。
 袋の下で勉強していると、どこからともなく音楽が聞こえてきた。
「ほーたーるのー、ひーかーありー」
 自宅なのに、何となく、店を出なければいけないような気がして落ち着かない。

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【2022/10/16 10:52 】 | 小話 | コメント(0)
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