先の副将軍の従者が、印籠を取り出しました。「この紋所が目に入らぬか! 畏れ多くも先の、ゴホッ、ゴホッ」 咳き込みます。 悪人を退治し終え旅に出る際、御隠居が言いました。「助さん、龍角散、参りましょうか」「ゴホンと言いましたが、私はそのような名前ではありません」
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