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【小話】濃茶

 実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に
「祟りじゃ!」
と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。
「あれは誰ですか」
「濃茶の尼よ」
 尼は両腕で、近くの村人の片腕を抱えて捻り倒し、大相撲の技を見事に決めた。
「とったりじゃ!」

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【2022/12/05 06:35 】 | 小話 | コメント(0)
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