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【小話】濃茶6

 実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に
「祟りじゃ!」
と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。
「あれは誰ですか」
「濃茶の尼よ」
 尼は鍾乳洞に迷い込んだが、印を付けたりもせず勘だけで歩き回る。
「行き当たりばったりじゃ!」

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【2022/12/22 07:48 】 | 小話 | コメント(0)
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