実は旧家の跡取りである、と聞かされた青年が、落武者伝説がある村へ戻るなり、村人に「祟りじゃ!」と言われた。青年が出迎えの女性に尋ねる。「あれは誰ですか」「濃茶の尼よ」 尼は鍾乳洞に迷い込んだが、印を付けたりもせず勘だけで歩き回る。「行き当たりばったりじゃ!」
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