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【小話】一葉3
 窓から見えるあの壁を這う蔦の葉の、最後の1枚が落ちたらきっと、私は死ぬでしょう。
 と思っていたのに、さっき見たら、樋口一葉の五千円札が1枚、蔦に引っかかっていたの。
 思わず拾いに行って、警察に届けてしまったわ。案外、私、健康だったのね。半年後が楽しみだわ。

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【2012/08/11 00:10 】 | 小話 | コメント(0)
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