村に伝わる手毬唄を老女に聞かせて貰う、チューリップハットにヨレヨレ袴の探偵。「女だれがいい錠前屋の娘、錠前屋器量よしじゃが小町でござる、 月の満ち欠けの名で望月十六夜、 立ち待ち月の次の月、それは居待ちでござる、 その次の月、それは寝待ちでござる」「風流ですね」
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