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【小話】花壇4
 夏。隣家の花壇に、撫子が咲いていた。花言葉は純愛だっけ、と思ったとき
「純情・愛情・過剰に異常ー」
 歌声が聞こえた。『ヤマトナデシコ七変化』を知っているとはお前何歳だ。だが花が歌う筈はないので、無視して通過する。
「聞こえてるくせに、ねえアナタ何歳?」
 うるさい。


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【2013/06/24 00:45 】 | 小話 | コメント(0)
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