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【小話】名月
 思ったことをそのまま口に出す親戚のおばちゃんが、満月の夜に、縁側のアルミサッシを開けて
「名月や」
と呟いた。居合わせた親戚一同で耳を澄ませていると、
「続きが浮かばん戸を閉めよう」
と言ってピシャッとサッシを閉めた。一応、五八六にはなっている。


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【2013/08/20 00:05 】 | 小話 | コメント(0)
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