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【小話】賢者8

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちです。
 白のサルマン、灰色のガンダルフ、茶色のラダガストが、久々に顔を合わせることになりました。ラダガストが提案します。
「会合場所はぜひ、ネコ型配膳ロボットがいるファミレスで!」
 ガストです。

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【2023/09/11 08:25 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者7

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちです。
 賢者の一人、灰色のガンダルフが仲間に言いました。
「サルマンよ、知っておるか。ユニクロの親会社は、ニュースの見出しなどでは、よく省略して書かれるのじゃ」
「何の話だ!?」
 ファストリです。

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【2023/09/10 09:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】記念2

 四天王の一人が提案した。
「9月9日を『ククク、奴は四天王の中でも最弱』記念日にしよう」
「必ず一人は勇者に負ける前提の記念日か?」
「クククなら、9月9日9時まで要るだろ」
「前日の敗戦報告を受けて、朝9時から、残りの面子で緊急作戦会議か……」
 提案は却下された。

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【2023/09/09 07:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】記念

 よくキノコの王国に攻め込んでは姫をさらい、配管工兄弟に負けるカメの大魔王が、家来に言いました。
「本日、9月8日をクッパ記念日にするぞ」
「何ですかいきなり」
「我輩について、『~がいいね』と誉めろ」
「『この味』でいいんじゃないですか」
「それは料理のクッパだろ」

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【2023/09/08 06:18 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】結晶

 サルマンの塔から落ちてきた石をピピンが拾おうとすると、上から声がしました。
「間違えて〝輝くトラペゾヘドロン〟落とした!」
 ガンダルフが注意します。
「ピピン、絶対に覗くでないぞ」
 黒光りして赤い縞のある多面体結晶で、覗き込むと、宇宙的恐怖の存在を召喚しそうです。

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【2023/09/07 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者6

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちです。
 賢者の一人、灰色のガンダルフが仲間に言いました。
「サルマンよ、知っておるか。シュメル神話の女神イナンナは、バビロニア神話では違う名前で呼ばれるのじゃ」
「何の話だ!?」
 イシュタルです。

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【2023/09/06 06:50 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】指輪

 裂け谷で行われた指輪についての会議で、灰色のガンダルフが、フロドら出席者に語りました。
「一つの指輪はサウロン、三つはエルフ。七つはドワーフ、九つは人間に与えられたのじゃ」
「五つやマイナス一つはありますか」
「マイナスとはどういう指輪か……」
 鋳型だと思います。

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【2023/09/05 06:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】浴場

 古代ローマの公衆浴場(テルマエ)建築技師が、風呂でタイムスリップし、平たい顔の人々が住む現代日本の銭湯へとやってきました。
 脱衣場の壁に掛かっている時計は、何だか分からなくて読めませんが、外に出てみると、太陽は真上より少し東に傾いています。つまり、昼前です。

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【2023/09/04 07:25 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者5

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちです。
 賢者の一人、灰色のガンダルフが仲間に言いました。
「サルマンよ、知っておるか。中央アメリカの国で、北はニカラグア、南東はパナマと国境を接しておるのじゃ」
「何の話だ!?」
 コスタリカです。

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【2023/09/03 09:46 】 | 小話 | コメント(0)
2023年8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1409
ナイス数:387


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【2023/09/02 11:11 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】賢者4

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちです。
 賢者の一人、灰色のガンダルフが仲間に言いました。
「サルマンよ、知っておるか。『トトロ』のまっくろくろすけは、『千と千尋』には別の名前で登場するのじゃ」
「何の話だ!?」
 ススワタリです。

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【2023/09/02 08:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者3

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちで、5人いたと言われます。
 白のサルマン、灰色のガンダルフ、茶色のラダガストが、久々に顔を合わせました。そして、ガンダルフとサルマンが相撲を始めますが、ガンダルフの決まり手は、とったりです。

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【2023/09/01 06:39 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】七石

 サルマンの塔から落ちてきた水晶球を拾い、夜に中を覗いてしまったピピン。後でガンダルフから、球について説明を受けます。
「あれは七つの石、パランティアの一つじゃ」
「七つ集めたら、龍が出てきて願いが叶ったりします?」
「ドラゴンボールではないぞ」
 遠くを見る石です。

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【2023/08/31 06:59 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者2

 イスタリは、最果ての西の地から海を渡って中つ国へとやってきた賢者たちで、5人いたと言われます。
 白のサルマン、灰色のガンダルフ、茶色のラダガストが、久々に顔を合わせました。そして、音楽が止まったときに急いで人数より少ない椅子に座りますが、それは椅子取りです。

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【2023/08/30 06:40 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】賢者

 裂け谷で行われた指輪についての会議で、灰色のガンダルフが、フロドら出席者に語りました。
「茶色の賢者ラダガストが、白のサルマンの使いで、わしを探しに来たのじゃ」
「仲間に、カレー好きな黄はいます?」
「戦隊ではないぞ」
 チャケンジャーとか灰色とか、かなり地味です。

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【2023/08/29 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】八郎

 後の新撰組局長・近藤勇が江戸で剣術を教えていた試護館道場に、噂が伝わってきました。
「今度、上様が上洛する際の警護のため、腕の立つ浪士を募集するらしい」
「発案者はサトウハチローとか」
「それ作詞家だろ」
「たこ八郎だったか」
「それコメディアンだろ」
 清河八郎です。

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【2023/08/28 06:48 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】石臼3

 猿に青柿をぶつけられた蟹の復讐を、手助けすることになった栗・蜂・石臼。猿の留守中に家に忍び込み、各々の持ち場で待ち構える作戦です。栗は囲炉裏の中に、蜂は水瓶の中に、石臼は屋根の上に。
 栗や蜂に攻撃され外へ出てきた猿の上に、石臼が
「うっす!」
と飛び降りました。

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【2023/08/27 12:25 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】選手3

 魔法学校3校の対抗戦が行われることになりました。代表選手は立候補者から選ばれ、各校一人。しかし、立候補してもいない四人目の選手をゴブレットが発表します。
「バリー・ボンズ!」
「それはアメリカの元野球選手!」
 元メジャーリーガーは、魔法学校の生徒ではありません。

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【2023/08/26 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】石臼2

 貧乏な男が、老人を一晩泊めて親切にもてなすと、老人は帰り際にお礼をしたいと言って、ポケットから何かを取り出しました。
「たったかたっかったーたーたー! これは、欲しい物を言いながら右に回すと何でも出てくる、『不思議な石臼』!」
「ドラえもんみたいなノリですね」

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【2023/08/25 06:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】石臼

 貧乏な男が、老人を一晩泊めて親切にもてなすと、老人は帰り際にお礼をくれました。
「これは、欲しい物を言いながら右に回すと何でも出てくる、不思議なペッパーミルじゃ」
「石臼じゃなくて?」
「今はペッパーミルが流行りじゃろ」
「いえ、もうそんなに見かけない気がします」

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【2023/08/24 07:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】怪力5

 怪力サムソンを邪魔に思った敵から、愛人として送り込まれたデリラが、サムソンに尋ねました。
「ねえ、あなたの怪力の秘密は何? 教えてよ」
「実は、髪を切ると力が抜けるんだよ」
「……これを切るの?」
 金属用ノコギリが必要なくらい髪が硬くて、こっそり切るのは無理です。

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【2023/08/23 06:49 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】怪力4

 怪力サムソンを邪魔に思った敵から、愛人として送り込まれたデリラが、サムソンに尋ねました。
「ねえ、あなたの怪力の秘密は何? 教えてよ」
「実は、髪を切ると力が抜けるんだよ」
 しかし、デリラが髪を切った途端に呪いの日本人形のように伸びるので、実質、ずっと怪力です。

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【2023/08/22 06:44 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】対策

 アキレスは、女神の母と人間の父の間に生まれたので、不死ではありません。母は赤ん坊の息子を、不死の川の水に浸けたいのですが、踵をつまむと、そこだけ不死にならず残ってしまいます。
「どこも持たず一度川に落として、タモ網で掬うしかないかしら?」
 ワイルドな対策です。

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【2023/08/21 06:57 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】正体2

 英雄アキレスは、トロイア戦争へ行かせたくない母の指示で、女装して女性の集団の中に隠れました。母が言います。
「正体を見破られそうになったら、『双子の姉のアキレスミーナです』と言って誤魔化しなさい」
「私は奇面組のキャラですか?」
 女児靴ブランドが名前の由来です。

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【2023/08/20 07:54 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】方舟

 神がノアに命じました。
「大きな船を造り、全ての生き物の番を乗せよ」
 ノアが訊ねます。
「そんな大きな船を造る、資材の調達が難しいのですが、どうしましょう」
「では資材はこちらで準備して、運ぶね!」
「……」
 ノアが訊ねます。
「神よ、今のは……?」
 駄洒落が滑りました。

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【2023/08/19 12:03 】 | 小話 | コメント(0)
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