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2023年8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1409
ナイス数:387


豊臣秀長―ある補佐役の生涯 (上巻)豊臣秀長―ある補佐役の生涯 (上巻)感想
夫所有。一緒に出してきた本が『耶律楚材』『上杉鷹山』という辺りに、何となく好みが見える気はする(鷹山未読なので推測)。豊臣秀吉の実弟、小一郎秀長。村で農業していた彼が、十年ぶりに帰ってきた兄に請われて家来となる。大言壮語して仕事を引き受けてから実現に奔走する兄を、必死に後方支援。結果的に実現してるけど、弟が超大変。清洲城石垣修理、東美濃の調略、墨俣の一夜城。木下兄弟が出世していく過程は面白い。殿の実弟だが驕らず、一家臣・補佐役に徹する。上洛した織田信長と将軍・足利義昭の間にひびが入りそうなところで下巻へ。
読了日:08月05日 著者:堺屋 太一

星の王子さま (新潮文庫)星の王子さま (新潮文庫)感想
子供の頃に伯母所有の岩波、内藤訳の単行本で既読。娘の夏休み読書感想文の本を探しに書店に行った筈なのに衝動買い。文庫でも、絵がちゃんとカラーなのがいいよね。ウワバミがボアになったのは分かるが、読んだのが昔過ぎて旧訳は全部忘れた。内容もウワバミとバオバブと点灯夫の星以外ほぼ忘れてたけど、読んだら確かに昔読んでる。《星々が美しいのは、ここからは見えない花が、どこかで一輪咲いてるからだね……》脳内をラピュタの『君をのせて』(あの地平線輝くのは~)がぐるぐる回る。昔は最後、王子の身に何が起きたのか分かってなかった。
読了日:08月10日 著者:サン=テグジュペリ

終わらざりし物語 上 (河出文庫)終わらざりし物語 上 (河出文庫)感想
瀬田訳『ホビットの冒険』(借りて1回だけ)『指輪物語』(所有)既読。書店で6月に上下巻を見かけ購入、夏休みに着手。『シルマリルの物語』未読だと辛いかと思ったが、訳わからん物を「うん、わからん!」と言いながら読むのが好きなので、個人的には問題なかった。『指輪』で断片知識だけ得ていた歴史のピースが少し埋まった感じ。上巻は第一紀と第二紀。上巻読了後に気付いたが、下巻「訳者あとがき」の第一紀まとめを先に読んでおくと楽だったろうなぁ。今『シルマリル』超欲しい。二紀のヌーメノールの島、位置的にはどこにあったんだろう。
読了日:08月10日 著者:J.R.R.トールキン

終わらざりし物語 下 (河出文庫)終わらざりし物語 下 (河出文庫)感想
下巻は第三紀。知ってる名前が出てきて読み易くなったが、知ってる名前から微妙に訳が変わってる(ミスランディア→ミスランディルなど)。一つの指輪が行方不明となった「あやめ野の凶事」の詳細。『ホビットの冒険』の出発直前。ガンダルフ好き。『ホビット』も一度読んだだけだから欲しいなぁ。『指輪物語』黒の乗手がその時点でどこにいたか。ガンダルフやサルマンなどの魔法使いが何者か、という「イスタリ」の章がめちゃくちゃ面白かった。巻末に第三紀末の地図が載っているのは有り難いけれど、できれば第一紀とか第二紀とかの地図も見たい。
読了日:08月18日 著者:J.R.R.トールキン


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【2023/09/02 11:11 】 | 本関係 | コメント(0)
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