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【小話】若菜

 平安時代、光孝天皇が歌を詠みました。
「君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ」
 鼻声です。贈る相手のために、食べると健康に良く長生きできる、とされる野草を、新春の野原で頑張って摘んだのですが。雪が降るくらい寒かったので、自分が風邪をひきました。

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【2022/06/08 06:09 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】光村

 駒若丸は、鎌倉幕府の御家人・三浦義村の息子で、泰村の弟です。幼少時は鶴岡八幡宮に預けられていましたが、父に呼び戻されて元服することになりました。
「お前の名前は、今日から光村だ」
「小学校の国語の教科書みたいですね」
「中学かもしれんぞ」
 それは光村図書出版です。

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【2022/06/07 06:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】万寿

 源頼朝と北条政子の長男・万寿(まんじゅ、後の頼家)は、比企能員の妻が乳母となり、比企一族が養育しています。ある日、政子が万寿の歌声を聞きました。
「まんじゅしゃか、こいするおんなは、まんじゅしゃか、つみつくり」
「比企は何を教えたのかしら……?」
 山口百恵です。

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【2022/06/06 06:21 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】問題

 ハムレットが苦悩しました。
「線路のポイントを切り替えるべきか、切り替えないべきか、それが問題だ」
 切り替えない場合、制御不能で止まれないトロッコが前方で作業中の五人に突っ込み、切り替えた場合、そちらの路線にいる別の一人が轢かれてしまう、所謂トロッコ問題です。

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【2022/06/05 07:31 】 | 小話 | コメント(0)
2022年5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1094
ナイス数:456


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【2022/06/04 09:30 】 | 本関係 | コメント(0)
【小話】千幡

 源頼朝と北条政子の次男・千幡(せんまん、後の実朝)は、乳母である阿波局(政子の妹)と阿野全成(頼朝の弟)の夫婦が養育しています。ある日、政子が千幡の歌声を聞きました。
「であいは、おっくせんまんの、むなさわぎー」
「妹は何を教えたのかしら……?」
 郷ひろみです。

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【2022/06/04 08:00 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蒲殿2

 源頼朝の異母弟、義経の異母兄である範頼(のりより)は、遠江国蒲御厨(かばのみくりや)で育ったことから、蒲冠者(かばのかじゃ)・蒲殿(かばどの)とも呼ばれます。義経が尋ねました。
「兄上、殿様コントですか」
「バカ殿ではない」
 字面は似ていますが、かなり違います。

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【2022/06/03 06:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】時連2

 北条政子の弟・時連(ときつら)に、鎌倉二代将軍・源頼家の取り巻きが言いました。
「時連という名は、銭でも貫くようで下品だ。改名したほうが良い」
「え……じゃあ、時津風」
 それは相撲部屋。
「じゃあ、時津海」
 それも四股名。
「じゃあ、若嶋津」
 時が行方不明になりました。

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【2022/06/02 06:16 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蒲殿

 源頼朝の異母弟、義経の異母兄である範頼(のりより)は、遠江国蒲御厨(かばのみくりや)で育ったことから、蒲冠者(かばのかじゃ)・蒲殿(かばどの)とも呼ばれます。義経が尋ねました。
「兄上、ヒポポタマス殿ですか」
「そのカバではない」
 現在の静岡県浜松市だそうです。

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【2022/06/01 06:10 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】時連

 北条政子の弟・時連(ときつら)に、鎌倉二代将軍・源頼家の取り巻きが言いました。
「時連という名は、銭でも貫くようで下品だ。改名したほうが良い」
「え……じゃあ、時かけ」
 それはタイムトラベル映画の略称です。
「じゃあ、ときメモ」
 それは恋愛ゲーム。時房になりました。

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【2022/05/31 06:11 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】配流2

 承久の乱で官軍に勝利した鎌倉幕府は、上皇三人を流罪にします。首謀者・後鳥羽院が隠岐島に到着すると、島民が歌って歓迎しました。
「ハイルハイルフレハイレホー」
「……そんな歌だったか?」
 うろ覚えですが、ハイリハイリフレハイリホーだった気がします。丸大ハンバーグ。

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【2022/05/30 06:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】竜王

 洪水に苦しむ民を見て、鎌倉三代将軍・源実朝が歌を詠みました。
「時により過ぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめたまへ」
『お前に世界の半分をやろう』
 現れた竜王を、ロトの子孫の勇者が戦って退治しましたが、その竜王が降らせていたわけではないので、雨はやみませんでした。

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【2022/05/29 09:42 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】蹴鞠

 鎌倉二代将軍・源頼家が蹴鞠に熱中していることを心配した母・北条政子が、様子を家来に訊ねます。
「最近は、遠方から名人を招き、教えを乞うているそうですね」
「はい、ジーコ氏に」
「……教わっているのは、本当に蹴鞠ですか?」
 目標は、ワールドカップ出場かもしれません。

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【2022/05/28 09:31 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長9

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「大須ういろのこし餡入りですか」
「それはないろだ」
 名古屋のお土産です。

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【2022/05/27 06:53 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】配流

 承久の乱で官軍に勝利した鎌倉幕府は、上皇三人を流罪にします。順徳院は佐渡島。倒幕に反対していた土御門院は土佐国。そして首謀者・後鳥羽院は、
「行き先はセント・ヘレナ島です」
「どこじゃそれは!?」
 アフリカ大陸とブラジルの間にあります。本当の配流先は隠岐島です。

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【2022/05/26 06:51 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】方舟2

 神がノアに命じました。
「大きな船を造り、全ての生き物の番を乗せよ」
 ノアが訊ねます。
「全ての生き物ということは、ヒマラヤの雪男やチュパカブラとかも乗せるんですか」
「そいつら実在するのか」
 UMAは雌雄あるのかも判りませんが、捕まえて船に乗せるのが大変そうです。

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【2022/05/25 06:13 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長8

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「地球ゴマですか」
「それはジャイロだ」
 地球ゴマ回して遊ぶと楽しいです。

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【2022/05/24 06:36 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】造船

 源実朝は、宋へ渡るための大型船を、由比ヶ浜で工人・陳和卿(ちんなけい)に作らせますが、浜から動かず浮かびません。陳和卿が言います。
「全ての生物の番を船に乗せれば、浮かぶかもしれませぬ」
「……それは、宋にも行けなくなるから却下」
 世界中が半年くらい水の下です。

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【2022/05/23 06:43 】 | 小話 | コメント(0)
リカちゃん服6。

 写真の人形はさくらちゃんだが。
 中1娘が麦藁帽子(芯はペットボトルの蓋と工作用紙)を作ったので、これに似合う、赤毛のアンみたいなワンピースを作らねば! と燃え上がった。この帽子は裏が平面で、かぶらせることはできないのが残念。

ハンカチでつくる! リカちゃんお洋服BOOK あこがれのドレスコレクション (主婦の友ヒットシリーズ)

 この本の「不思議の国のワンピース」の長袖バージョンで、エプロンなし。胸のリボンも娘作。


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【2022/05/22 15:12 】 | 手芸 | コメント(0)
【小話】方舟

 神がノアに命じました。
「大きな船を造り、全ての生き物の番を乗せよ」
 ノアが訊ねます。
「全ての生き物ということは、キイロショウジョウバエのオスメスとかも乗せるんですか」
「何で質問がそんなにピンポイントなんだ」
 虫系は、全種類を捕まえて船に乗せるのが大変そうです。

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【2022/05/22 07:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長7

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「山吹色の菓子ですか」
「それはワイロだ。ワイロ団長と呼ばれるのは嫌だ」

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【2022/05/21 10:29 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】遣唐

 奈良時代、阿倍仲麻呂や吉備真備、玄昉らは、進んだ文化や技術などを日本に持ち帰るため、留学生・留学僧として遣唐使船に乗り、唐へと渡りました。
 長旅の末に辿り着いた長安で彼らは、大観衆の前で、コロッセオで戦ったりはしません。それは剣闘士(グラディエーター)です。

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【2022/05/20 06:08 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長6

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「円筒形の塔に牧草を貯めて、牛の飼料にするんですか」
「それはサイロだ」

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【2022/05/19 06:31 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】団長5

 酒屋の殿様蛙は、強い酒に酔い潰れて酒代を払えない雨蛙たちに言いました。
「払えないなら、わしの家来になれ」
 雨蛙は仕方なく、家来になることを了承。
「この団体はカイロ団で、わしはカイロ団長だ」
「カエルの母音を微妙にずらしたんですか」
「実は、わしにも由来が解らん」

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【2022/05/18 06:38 】 | 小話 | コメント(0)
【小話】失踪3

 ホテル出立後に失踪した女性の宿泊中の交遊を、医師が調査し、友人の探偵に報告。探偵は電報で、同宿客について問う。
『シュレジンジャー博士の耳はどんな形だ?』
 医師は、「博士の耳はロバの耳」と返事した。同宿客の正体は、ミダス王だったらしい。ピノキオではないと思う。

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【2022/05/17 06:20 】 | 小話 | コメント(0)
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