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2022年5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1094
ナイス数:456


南総里見八犬伝(三) 決戦のとき (講談社青い鳥文庫)南総里見八犬伝(三) 決戦のとき (講談社青い鳥文庫)感想
最終巻。7人が集結し、犬士だと判明しているが消息不明の最後の一人も無事に成長。犬江親兵衛、表紙は髪赤いが、白黒挿絵だと鬼滅の我妻善逸ぽく見える。玉梓の呪いに扇動された、扇谷(関東管領)・長尾(越後)・千葉(武蔵)・大石(扇谷家臣)・足利(古賀公方)の連合軍が里見の国を攻めてくるのを、8人で迎え撃つ。えびら大刀自、インパクト強いな! 読了後の感想、「江戸時代にコミケがあったら同人誌いっぱい作られるな」。信乃幼少期のおしんのような苦労っぷり、八犬士のキャラのバラエティ、急成長、本当いろいろ現代まで通じる作品。
読了日:05月01日 著者:時海 結以,亜沙美

炎のなかの休暇 (新潮文庫)炎のなかの休暇 (新潮文庫)感想
職場本棚。自伝的短篇8篇。『蜻蛉』太平洋戦争前の小学校同級生の記憶。『虹』開戦前後、町内に住んでいた白系ロシア人一家。『黄水仙』東京大空襲後、父を探しに行く。『青い水』空襲下、庭で金魚を飼う隣人。『炎天』勤労動員先で中学を卒業し、徴兵検査。『白い米』戦後、兄の工場の従業員の遺骨を届けに田舎へ。『初夏』喀血、手術、療養。『鯊釣り』終戦頃に住んでいた町の、昔の知人を訪ねる。入営することなく終戦、戦後混乱期の予備校通い等、当事者になり切れなかった後ろめたさみたいな一歩引いた視点で、当時の人々と生活を淡々と語る。
読了日:05月05日 著者:吉村 昭

大本営が震えた日 (新潮文庫)大本営が震えた日 (新潮文庫)感想
職場本棚の本は表紙違い。昭和16年12月1日、機密文書を積んだ旅客機「上海号」が行方不明になった。もし敵地に不時着し文書が敵に渡れば、奇襲が露見してしまう。1冊丸々上海号かと思って読み始めたら1/3程度で、全体としては、12月8日にハワイと南方で同時展開する作戦をいかに敵に秘匿しつつ準備するか。範囲が広くて、かなり困難。陸軍が、事前にタイとマレーの鉄道のレール幅を研究させた《鉄道省の下山定則技師》って、後の国鉄総裁だよね。秘匿しないといけないからだけど特に南方は連絡不行き届きで、よく上陸成功したなと思う。
読了日:05月09日 著者:吉村 昭

ふらいんぐうぃっち(10) (講談社コミックス)ふらいんぐうぃっち(10) (講談社コミックス)感想
表紙の真琴の服見て、「これ人形服で作れないかな」と余計なことを考える。野菜の収穫、御裾分けと御裾分け返し。魔女協会弘前支部、三魔女の予言。真琴が横浜に帰省したので、マンドレイクの出番が少なくて悲しい(苦笑)。新幹線の、察しのいい男の子(笑)。娘二人の帰省で、父めちゃくちゃ嬉しそう。茜が母似で真琴が父似かなぁ。しかし茜、久々の再会でその悪戯は、父が今夜悪夢見るよ……。真琴の横浜の友達、ミコ・弥生登場。横浜で魔女のお仕事。雲の上の猫たち可愛い。『猫の恩返し』みたいな運ばれ方。なーごなーご喋れる杏子ちゃん凄い。
読了日:05月09日 著者:石塚 千尋


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【2022/06/04 09:30 】 | 本関係 | コメント(0)
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