白蔵主（はくぞうす）は、白狐が白蔵主という僧に化けた妖怪です。化けた姿で、本物の白蔵主の甥である猟師を訪ねて、言いました。
「はくぞうすとゴムホースって似てない？」
「ゴムホースよりリブロースのほうが似てると思う」
　甥まで参戦してきましたが、言葉のチョイスが肉。

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　白蔵主（はくぞうす）は、白狐が白蔵主という僧に化けた妖怪です。化けた姿で、本物の白蔵主の甥である猟師を訪ねて、言いました。
「はくぞうすとオフコースって似てない？」
「昨日のラクトース（乳糖）のほうが似てたかな……」
　毎日、何のために訪ねてくるのか分かりません。

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　白蔵主（はくぞうす）は、白狐が白蔵主という僧に化けた妖怪です。化けた姿で、本物の白蔵主の甥である猟師を訪ねて、言いました。
「はくぞうすとラクトース（乳糖）って似てない？」
「伯父さん、何しに来たの」
　本当は、これ以上狐狩をしないよう、甥を説得しないと駄目です。

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　三井寺（園城寺）の僧が死後、妖怪・鉄鼠（てっそ）になりました。法衣を着た巨大な鼠、あるいは石の体に鉄の牙の鼠の群れで、ライバル比叡山延暦寺を襲い、経典や仏像などを食い荒らします。
「何だこの硬い仏像！」
　もし相手が鉄の仏像だったりすると、齧るのは結構大変です。

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　がしゃどくろは、浮世絵などでも描かれる、巨大な人骨の妖怪です。
　がしゃどくろが、仲間に相談しました。
「ガシャポンというのを、買ってみたいんだが」
「ああ、カプセルトイね」
「ハンドル回せない……」
「お前の手、大きいからなぁ」
　その前に、店に入れないかもしれません。

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　すねこすりは、主に雨の夜に現れる妖怪だ。犬のような姿で、人間の足にまとわりついて毛皮をこすりつけ、歩くのを邪魔する。
　すねこすりが、仲間に相談した。
「この前、人間を驚かせたら、『この、あてこすり！』って怒られて……」
「多分、ただの覚え間違いだから気にするな」

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　浮世絵師・鈴木春信に、質問しました。
「『錦絵』を誕生させたそうですね」
「はい。彫師や摺師と協力して、一般に『浮世絵』と言ってイメージする木版多色摺りの技術を開発しました」
「錦絵で、小錦の絵はありますか」
「私の浮世絵は美人画が多いので、力士の絵はありません」

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　浮世絵師・喜多川歌麿に質問しました。
「『ポッピンを吹く女』という作品があるそうですが」
「はい」
「ポッピンとは何ですか」
「『ポンと鳴る』という意味の動詞popにingをつけて動名詞にしたものです」
「……popping？」
　絶対違いますが、何となく良さそうです。

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　浮世絵師・喜多川歌麿に質問しました。
「『ポッピンを吹く女』という作品があるそうですが」
「はい」
「ポッピンとは何ですか」
「ガラスの玩具です。ビードロとも言いますが、博多ではちゃんぽんです」
「……ちゃんぽんは長崎の麺料理ですよね？」
「博多ではガラスの玩具です」

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　浮世絵師・葛飾応為（おうい）に、質問しました。
「葛飾北斎の娘さんだそうですね」
「はい」
「北斎の門人は多いですか、少ないですか」
「弟子とか孫弟子とか、それなりに多いと思いますね」
「門人仲間に、叡王とか棋聖はいますか」
「将棋の八大タイトルの王位ではありません」

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　浮世絵師・葛飾応為（おうい）に、質問しました。
「伊藤園から出ているお茶飲料は何ですか」
「『お～いお茶』です」
「埴輪の王子と馬が登場する、幼児向け教育番組は何ですか」
「『おーい！はに丸』です」
「武田鉄矢原作の、坂本竜馬漫画は何ですか」
「『おーい！竜馬』です」

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　浮世絵師・喜多川歌麿に質問しました。
「歌川さん」
「喜多川です。歌川は違う絵師です」
「間違えました、喜多川歌丸さん」
「歌麿です。歌丸は落語家です」
「名前、覚えてもらいにくいですか？」
「『ポッピンを吹く女』とか『寛政三美人』とか描いてますので、覚えてください」

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　浮世絵師・葛飾応為（おうい）に、質問しました。
「葛飾北斎の娘さんだそうですね」
「はい。お栄（えい）という名前です」
「北斎に、遠くから『おーい！』と呼ばれますか」
「呼ばれますし、何なら遠くから『オーイェイ！』って叫んできますね」
　父が想像以上にノリノリでした。

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　浮世絵師・菱川師宣に、質問しました。
「『見返り美人図』という作品がありますね」
「はい」
「『私の絵を描くんだから、モデル料は当然として、美味しいもの奢ってくれるわよね』って要求してくる美人ですか」
「茶と団子くらいなら奢りますが、その『見返り』ではありません」

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　浮世絵師・歌川国芳に質問しました。
「『猫飼好五十三疋』という作品、何と読むんですか」
「『みょうかいこうごじゅうさんびき』です」
「……駄洒落ですか」
「いいよね駄洒落！　いいよね猫！」
　猫好き絵師が、東海道の宿駅と語呂合わせしながら、猫53+2匹を描いています。

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　浮世絵師・葛飾北斎に、質問しました。
「画号をよく変えますが、引っ越し回数も多いですね。一説によると93回とか」
「うむ」
「亀有公園前の派出所は住んだことありますか」
「その公園は確かに葛飾区じゃが、派出所は人が住むところではないな」
　駐在所なら居住するようです。

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　浮世絵師・歌川広重に質問しました。
「『東海道五十三次』って53枚かと思ったら、全部で55枚なんですね」
「宿場が53に、スタートの日本橋とゴールの三条大橋があるからですね」
「葛飾北斎の『富嶽三十六景』は、何で46枚あるんですか」
「それは北斎に聞いてください」

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　浮世絵師・東洲斎写楽に質問しました。
「アメリカのオバマ元大統領のファーストネームは何ですか」
「バラクです」
「漢字で『暫く』と書いて何と読みますか」
「『しばらく』です」
「『アラブの春』で長期政権が崩壊して失脚した、エジプトの大統領は誰ですか」
「ムバラクです」

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　浮世絵師・東洲斎写楽に質問しました。
「大首絵、という絵をたくさん描いてますね」
「はい」
「お歯黒をつけた女性がニタニタ笑う、巨大な生首がお気に入りですか」
「妖怪の『大首』が好きなわけではありません」
　歌舞伎役者などの上半身や顔をクローズアップした絵のことです。

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　浮世絵師・東洲斎写楽に質問しました。
「つんくがボーカルで『シングルベッド』を歌っていたロックバンドの名前は何ですか」
「シャ乱Ｑです」
「英語で『うるさい黙れ！』みたいな意味になる言葉は何ですか」
「シャラップです」
「女子テニス選手のマリア・」
「シャラポワです」

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　浮世絵師・葛飾北斎に、質問しました。
「『北斎漫画』という作品がありますね」
「うむ」
「どんな内容ですか」
「六歳の北斎が植栽の絵を着彩し、成人して博才を発揮し、白菜を食べて百歳まで長生きする一代記じゃ」
「途中の展開が何か変……？」
　ストーリー漫画ではありません。

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　浮世絵師・葛飾北斎に、質問しました。
「葛飾北斎の他にもいろいろ、画号があるみたいですね」
「うむ」
「『画狂老人卍』の卍って何ですか」
「『絵を描くの好き過ぎてマジ卍（まんじ）！』ということじゃ」
「……いつの時代の言葉ですか」
　仏教的には、卍は吉兆の印らしいです。

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　浮世絵師・葛飾北斎に、質問しました。
「『富嶽三十六景』などで『ベロ藍』という顔料を用いた、綺麗な青が印象的な絵を描いてますね」
「うむ」
「『ベロ藍』のベロって何ですか」
「妖怪人間三人の、一番小さいのじゃ」
　そのベロではなく、『ベルリン藍』がなまったらしいです。

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　浮世絵師・葛飾北斎に、質問しました。
「『富嶽三十六景』などで、さまざまな場所から見た富士山を描いていますが、今描くならどんな富士山ですか」
「航空写真か衛星写真みたいに、上から見下ろした富士山かの」
　衛星写真浮世絵、どんな出来になるか、ちょっと見てみたいです。

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