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【小話】全力
「セリヌンティウス」
 メロスは言った。
「私を殴れ。私は途中で一度、悪い夢を見た」
 セリヌンティウスは肯くと、親友の言葉通り、力一杯に殴った。その後、全力でキック。
「……今の蹴りは何だ」
「牢に留置されていた間に石工の仕事の納期が来て、納品が間に合わなかった分だ」

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【2021/09/04 07:37 】 | 小話 | コメント(0)
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