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【小話】時鳥
「……鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス」
 殿がボソッと呟いたので、それを聞いた時鳥が、慌てて鳴いた。
「トッキョキョカキョク!」
「こ奴、鳴けるのに出し惜しみしておったな! 手打ちじゃ!」
「キョ!?」
 トッキョ、キョキョキョと必死に鳴いて、何とか許してもらった。

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【2022/03/05 09:58 】 | 小話 | コメント(0)
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