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2022年7月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1422
ナイス数:447


ふらいんぐうぃっち(11) (講談社コミックス)ふらいんぐうぃっち(11) (講談社コミックス)感想
千夏ちゃんとハマベーの夏休み自由研究。水圧カッター凄い。真琴不在の倉本家に訪問者。玄関が壊れても時間が止まっても、みんな寛容だなぁ。巣鴨を満喫する真琴達。二瓶さんのお店の丈夫な布、縫うときに針は通るのだろうか。真琴、青森帰還。この世界には脱兎ルールがあるので、バレても大事にならない相手(前巻の新幹線の少年とか)でだけやらかしてるのではないか、とちょっと思った。定規にピトッと貼りつくハマベー可愛い。魔女協会の、何かすっごく意味ありそうな壁画。そして、マンドレイクが千夏ちゃんが描いた絵しか出てこなくて悲しい。
読了日:07月16日 著者:石塚 千尋

絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか (NHK出版新書)絶滅の人類史―なぜ「私たち」が生き延びたのか (NHK出版新書)感想
柴田勝家『クロニスタ』再読したら、猛烈に本書を読みたくなり購入。現存する、ヒト(ホモ・サピエンス)の最近縁種はチンパンジーとボノボだが、ヒトに2~25番目に近い種は絶滅した。小さくなる犬歯と直立二足歩行、一夫一婦、食料運搬仮説。多産、おばあさん仮説。石器→狩り上達→肉消費増→脳が大きくなる→石器改良。体毛減少。言語獲得。ラストの想像が印象に残る。もし隣家にネアンデルタール人が住んでいて、話すことができたら。読後、小型恐竜をどうすれば知的生命体へ進化させれるか検討し、肉食獣スタートの時点で無理、と結論した。
読了日:07月25日 著者:更科 功

土葬の村 (講談社現代新書)土葬の村 (講談社現代新書)感想
21年刊。土葬(仏式・神式)だけでなく、野焼き火葬、風葬も扱う。会館で葬儀→火葬場しか経験したことない私には、知らないことばかりの弔いの風習。私、縄文時代の甕棺墓の印象で体育座りと思い込んでいたが、座棺って胡坐・正座なのか。昔ながらの共同体による土葬でなく、現代的な形で土葬を望む人々の会も(土葬を禁じる法律はなく、民間霊園は霊園が認めれば可能)。自分がどう葬られたいか、というのは本当に最後の望みなので、生前に一考しておいてもよいと思う。個人的には、夫と一緒なら、娘の負担にならない範囲でどんな形でもいいや。
読了日:07月26日 著者:高橋 繁行

ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)感想
1983年の本の90年文庫化。昔、同著者で天野喜孝絵(超綺麗!)の『ケルト・ファンタジィ』買ったが、ダーナ神族とク・ホリン(アルスター神話)とフィン(フィアナ神話)がバラバラに頭に入ってきて、位置づけが解らず混乱したのよね。再挑戦。「はじめに」の考古学・歴史的な概略が非常に面白かった。現在までに研究進んでる筈なので、興亡の世界史のケルト巻でフォローできるかな。王が若い妃を貰う(予定)→妃は同世代の騎士が好き→妃は騎士と逃避行。昔も思ったが、誓約が、女が騎士を強引に自分の命令に従わせる手段になってる気が。
読了日:07月27日 著者:井村 君江

興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明 (講談社学術文庫)興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明 (講談社学術文庫)感想
07年の本の文庫化、16年までの考古学的進展は文庫版あとがきで紹介。黒海近辺の騎馬遊牧民スキタイに興味を持ち購入。匈奴は正直ついでだったが、西域好きだと面白い。前8世紀~のスキタイ、前3世紀~の匈奴、後4世紀~のフン。スキタイも匈奴も文字を持たない。スキタイはヘロドトス『歴史』のみ記述。匈奴は司馬遷『史記』はじめ『漢書』などに記述。余談、『逆転の大中国史』読んだ際の、“遊牧民は移動しているのにいつどこで工芸品作っているのか”という疑問が解消した。領内に集落作って農耕民定住させて、農耕と手工芸担当なんだな!
読了日:07月29日 著者:林 俊雄


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【2022/08/07 15:51 】 | 本関係 | コメント(0)
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