忍者ブログ
【小話】九郎9

 兄・源頼朝と対立して、追われる立場になってしまった九郎義経。受け入れてくれた奥州平泉の長・藤原秀衡が、自慢の庭石の前で言いました。
「九郎殿。この花崗岩に点々と含まれておる、黒い鉱物、何だか分かるかの」
「分かりません」
 即答しました。黒雲母(くろうんも)です。

拍手[0回]

PR
【2022/11/04 06:55 】 | 小話 | コメント(0)
<<【小話】義時 | ホーム | 2022年10月の読書メーター>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>