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2022年10月の読書メーター
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真珠湾までの365日―真珠湾攻撃 その背景と謀略 (光人社NF文庫)真珠湾までの365日―真珠湾攻撃 その背景と謀略 (光人社NF文庫)感想
読み始め直後に『大本営が震えた日』(12/8に備えた陸海軍の準備)に浮気し、読了後に戻る。著者が開戦前後ワシントン駐在した海軍武官なので、真珠湾作戦準備や陽動の竜田丸は扱うが、陸軍の話はない。日米交渉、米軍がハワイ攻撃の可能性を考えて備えていたか。著者自身が目撃したワシントンや日本大使館の様子が興味深い。宣戦布告が遅れて真珠湾が騙し討ち状態になったのは有名だが、間に合わなかった経緯がそんなんだとは……(大使館員が日曜朝出勤してなくて電報山積み)。米国もだが、電報が適切に相手に届かず致命的になるケース多し。
読了日:10月10日 著者:実松 譲

星と葬礼 (1978年) (集英社文庫)星と葬礼 (1978年) (集英社文庫)感想
職場本棚。『星と葬礼』『煉瓦塀』『キトク』『服喪の夏』『青い街』『水の匂い』『霧の坂』『炎と桜の記憶』、全体的に死に近い8篇。主人公≒著者と思われる後半4篇に比べ、前半、『キトク』以外の少年少女の話(星と葬儀を好む次郎と時子、明日殺される馬を連れて逃げる喜代太・久枝兄妹、祖母がいつ死ぬか語る清と親戚とき子)は、淡々と進むようで、え、と驚く終わり方。一度本を閉じて、日を開けて次の話を読んだ。後半は、自伝的短編集『炎のなかの休暇』の作品群と時系列で並べられそう。『炎と桜の記憶』のラストが、意外で逞しくて良い。
読了日:10月31日 著者:吉村 昭


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【2022/11/03 16:50 】 | 本関係 | コメント(0)
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