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2024年1月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2356
ナイス数:443


サピエンス全史 下: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫)サピエンス全史 下: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫)感想
「科学革命」が非常に面白い。知らないことがある、という発見。新知識の獲得と、征服して利益を得ることが両立するために、遠征隊は投資を受けられる。牧師団体が、故人の妻子に年金を渡すために、牧師が年間何人死んで妻が何年生きるか計算する話とか。融資を受けてベーカリー起業する話とか。兄弟がオランダとスペインに支店出す話とか。しかし、何でパイは拡大できるんだろうな……。ミシシッピ・バブル、それで革命前のフランス金欠だったのか。多数の小さな文化→単一のグローバル社会への変遷見ると、エントロピー増大の法則が脳裏をよぎる。
読了日:01月02日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

第二の地球を探せ! 「太陽系外惑星天文学」入門 (光文社新書)第二の地球を探せ! 「太陽系外惑星天文学」入門 (光文社新書)感想
職場本棚。2014年刊。著者は赤外線分野の方。恒星を観測し間接的に惑星を探すドップラー法、トランジット法。それに対し、恒星を公転する惑星を直接撮像するためには、「暗い天体を見る力(感度)」「細部を見分ける力(解像度)」の他に、「明るい天体の近くの天体を見る能力(コントラスト、ダイナミックレンジ)」が必要。コロナグラフってそういう装置だったのか(恒星にマスクして人工日蝕状態にする)。あとすばるの補償光学の原理の説明(可変形鏡を凸凹させて波面を直す)とか面白い。次世代装置は、惑星の生命サインの直接検出が目標。
読了日:01月06日 著者:田村 元秀

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…1 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…1 (一迅社文庫アイリス)感想
何年か前に夫がアニメ1期の円盤を購入して見ており、横で見ていてカタリナ脳内会議を気に入った娘。話の続きが気になる、と去年から原作を買い揃え始めたので、読ませてもらった。アニメを見る夫と娘の横に自分もいた筈なのだが、何か他のことをして聞き流していたので、原作読んで「ああ、このシーンなのか」と記憶と結びつくのは脳内会議と、アランの目の前でジオルドに蛇の玩具投げるシーンくらいかな。1巻は、カタリナ8歳で前世の記憶が蘇ってから、15歳になって魔法学園(乙女ゲームの舞台)に入学する直前まで。野猿がとても野猿で笑う。
読了日:01月06日 著者:山口 悟

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…2 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…2 (一迅社文庫アイリス)感想
娘所有。8歳で前世の記憶が蘇ったら、今の自分が「前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢」だと気づいてしまったカタリナ。ゲームでの運命(国外追放か死)を回避するため努力(笑)を重ね、ついにゲームの舞台・魔法学園に入学。ゲームの主人公マリアとも出会って。ゲームの知識が中途半端にある(≒未来を知っている、登場人物の本心を見抜いたような言動)けれど、全ルートクリア済ではないから知らない展開もある、というのがストーリーの肝かな。学園は2年制だが、ゲームの時間軸は1年生の間だけなのね。1年生を無事終えて、皆で進級。
読了日:01月06日 著者:山口 悟

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…3 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…3 (一迅社文庫アイリス)感想
娘所有。ゲーム内で破滅する筈だった日を無事通過したカタリナは、学園生活2年目で羽を伸ばしまくる。web小説だったのは2巻までで、3巻以降は本での新展開らしい。第一・二王子と各々の婚約者など新キャラ続々。文化祭のシンデレラ的な劇で、マリアを虐める意地悪な義姉役を、悪役令嬢のセリフで乗り切るカタリナ(笑)。2巻時点で完結なら全員友達状態でよいが、続けるなら恋愛方面も多少進めないといけないよね。カタリナ超鈍感無防備だけど。なかなか結婚しない第一王子とか、この国の王位継承は大丈夫なんだろうかとかもちょっと考える。
読了日:01月06日 著者:山口 悟

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…4 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…4 (一迅社文庫アイリス)感想
娘所有。義弟キースが行方不明になり、カタリナがジオルド、マリア、ソラ、ラーナと探す旅に出る。人探しの魔法道具のクマ・アレクサンダーは、マリアには懐くがカタリナとは仲が悪い(笑)。カタリナは家出と思っているが、実は誘拐で。邸や学園から遠く離れる話は初だね。カタリナの友人が同行組と残留組に分かれるのも初。魔法省で仕事山積のラファエルが苦労人。この感想記入時は6巻まで既読の状態。魔法省編を書く予定が立っていて、3-4巻は、スムーズに魔法省へと入省させるべく段階を踏んでたんだろうなぁ、と思う。ポチが可愛い(笑)。
読了日:01月07日 著者:山口 悟

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…5 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…5 (一迅社文庫アイリス)感想
娘所有。1-4巻の時系列内の、短編・掌編・マンガ・キャラクターデータ等の詰め合わせ。ちびキャライラストが可愛い。ポチも可愛い。カタリナが基本的に善人であることは認めるが、寝言すらタイミンクが奇跡的で好意的に誤解されて評価爆上げになるとは。「勘違いコント」みたいなものかなー。一番面白かったのは、女の子たちの、自身の周囲の恋愛フラグを全部スルーしてる恋愛トーク。ロマンス小説オタクの妄想が炸裂してるソフィアがとても良い。ラファエルは相変わらず、魔法省の仕事山積で苦労してる。娘に苦労するカタリナ母も面白い(笑)。
読了日:01月07日 著者:山口 悟

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…6 (一迅社文庫アイリス)乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…6 (一迅社文庫アイリス)感想
娘所有。学園を卒業して魔法省に就職したカタリナ。しかし魔法省は、前世での死後に発売されたゲーム続編の舞台だった。未プレイなので情報少ない状態で、カタリナは今度の破滅フラグを回避できるのか。謎のメモを書いたのは誰だ? 異世界転生物は、”主人公以外に、前世の記憶を持つ転生者は存在するか”ってのは気になるよね。魔法省職員の皆様方が個性的。ラファエルは相変わらず苦労。ポチ可愛い。男子会に前向きなニコル(笑)。しかし続編ゲームの内容(マリアに同僚職員や上司までもが惚れまくる)、現実の職場として考えると修羅場だなー。
読了日:01月08日 著者:山口 悟


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【2024/02/11 10:17 】 | 本関係 | コメント(0)
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