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【感想】午後の恐竜
午後の恐竜  星新一『午後の恐竜』(新潮文庫)。これはショートショート集なのか? ショートショートだと思って読んでると「長いなー」と感じる作品も。収録作品は下記の11篇。

 『エデン改造計画』
 『契約時代』
 『午後の恐竜』
 『おれの一座』
 『幸運のベル』
 『華やかな三つの願い』
 『戦う人』
 『理想的販売法』
 『視線の訪れ』
 『偏見』
 『狂的体質』

 お気に入りは表題作『午後の恐竜』。オチの意外性に「やられた!」と思うような話ではないが、この短さで、長編小説一冊読んだあとのような深い感慨を抱いてしまうところが凄い。あと、『幸運のベル』と『華やかな三つの願い』も良かったな。どっちも、“ショートショート的”ではなく“短編小説的”に好きなんだけど。
 『偏見』のオチは「ちょっと待て! それは卑怯だろ!」と思ったが、似たようなこと私もしたことあるしなー(汗)。

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【2004/08/01 00:15 】 | 感想SF | コメント(0)
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