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【小話】隠退

 灰色の脳細胞の探偵が、友人に言った。
「私は隠退したんだよ。浮世とはおさらば、もう依頼は引き受けないんだ」
「でもまた、事件が起きたら関わるんでしょう。閉店セールを繰り返す紳士服店みたいに」
「……せめて、“隠退興行を繰り返すプリマドンナ”と言ってくれないかね」

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【2019/10/05 11:13 】 | 小話 | コメント(0)
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