忍者ブログ
2023年9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1464
ナイス数:392


息吹 (ハヤカワ文庫SF SFチ 4-2)息吹 (ハヤカワ文庫SF SFチ 4-2)感想
『商人と錬金術師の門』既読。表題作収録アンソロジーを所持していること(つまり既読)に訳者あとがきで気付く(汗)。内容全く覚えておらず、新作の気分で且つ読みながら超絶に頭使って面白かったので良しとする(苦笑)。自分の『SFマガジン700』の感想に「チャン最高」って書いてあるのに。上記2作以外だと、アレシボとオウムの『大いなる沈黙』大好き。天地創造時の遺物が考古学的に出てくる『オムファロス』も好き。『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』や『不安は自由のめまい』みたいに長い話より、短めのほうが私の好み。
読了日:09月09日 著者:テッド・チャン

豊臣秀長―ある補佐役の生涯 (下巻)豊臣秀長―ある補佐役の生涯 (下巻)感想
夫所有の本のISBNは4569533981なのだが、感想登録多いのでこちらへ。浅井長政の裏切りによる敗走。浅井攻め後、大名となった秀吉は羽柴を名乗り、弟の秀長が元浅井領・北近江をよく統治。文武両派の調整のために必要と武将としての実績も上げる。毛利攻め。本能寺の変からの中国大返し、天王山。読む前は、題が豊臣なので秀吉が関白になるくらいまでの話と想像していたが、豊臣姓になるのは「あとがき」で、本書のクライマックスはvs柴田勝家の賤ヶ岳。天下人ではなく、ひたすら昇っていく過程の兄を補佐する弟の話で、面白かった。
読了日:09月18日 著者:堺屋 太一

小説 上杉鷹山〈上巻〉小説 上杉鷹山〈上巻〉感想
夫所有。上杉神社の鷹山像は見たことある。先代の婿養子となり、1767年、17歳で上杉家当主・米沢藩主となった治憲。大借金を抱えた藩を立て直すため改革を始める。読み始めたら面白かったので一日で上下巻読破したけど、「側近の恋愛沙汰はいいから、さっさと改革話を先に進めて!」とずっと思ってた(苦笑)。先代が死んで相続したと思ってたので、国元で隠居してた先代が登場して驚いた。遠く九州から婿に来た関係で上杉の家風に染まってなくて、米沢以外の世界を知ってる、ってのが良かったんだろうね。七人の重役の反乱を収めて、下巻へ。
読了日:09月18日 著者:童門 冬二

小説 上杉鷹山〈下巻〉小説 上杉鷹山〈下巻〉感想
夫所有。改革が進み民の顔は明るくなるが、初期からの信頼していた重臣の堕落は辛い。天明の大飢饉(1782-8)。誰もが自分に頼りきりになるのを感じた治憲は、あえて早めに隠居、養子・治広に藩主を譲る。しかし財政は暗転し、再度、政に乗り出す。後継者育成は難しい。側近・佐藤とみすずの恋愛自体はどうでもよいが、ここまで引っ張ったなら決着まで書いてほしい。あと治憲の正室・幸(よし)姫はどうなったんだー。と思ってたら、同じ感想を持ってらっしゃる方がいた(笑)。そういや治広、幸姫の弟になるんだな。藩の借金完済は鷹山没後。
読了日:09月18日 著者:童門 冬二


読書メーター

拍手[0回]

PR
【2023/10/07 11:50 】 | 本関係 | コメント(0)
<<【感想】歌集 滑走路 | ホーム | 【小話】トリ2>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>