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読んだ本の数：13
読んだページ数：2445 ナイス数：467  警官の紋章 (ハルキ文庫)の感想道警シリーズ3巻。1巻未読なのだが「郡司事件」って、二年経っても解決しきってないくらい、本当に大変だったんだなぁ。洞爺湖サミットの（本番はもっと先）警備結団式のため来道する大臣の担当SPとなった小島。制服と拳銃所持のまま失踪した警官を追跡する津久井。過去の覚醒剤密輸入おとり捜査を一人で掘り返す佐伯。それぞれの事件は直接絡まないが、関係者が一堂に揃ってしまうがために、結団式へ向けて収束していく構成が面白い。解説を読んで「郡司事件」に元ネタがあると知り、「稲葉事件」を検索したら……事実は小説より奇なり(驚)。 読了日：11月05日 著者：佐々木 譲  なんでも魔女商会 (2) ただいま魔法旅行中。 (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。夏に他の巻を読んだときから既刊タイトルは目に入っていたが、ずっと「魔法修行中」と思い込んでいた(笑)。旅行中、だったのね。三人でシルクの別荘に行くつもりが、魔法旅行シートの不具合で別の場所に。同宿の、4匹のコーラスグループは、お揃いのステージ衣装で喧嘩中。個性の異なる4匹、似合うドレスも違う。シルクの出番！ “お揃いじゃないけどお揃い”リフォーム。違うからこそ、仲良くなれる。別々の声が重なって、美しいハーモニーになるように。ナナがシルクの店に来られる理由、そういうことだったのか。 読了日：11月06日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (4) ドラゴンの正しいしつけ方 (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。シルクのおばさんスピカの旅行中、ペットのドラゴン・ピンキーを預かることに。生後3ヶ月の悪戯盛り。ドラゴンのしつけ方の本に従って散歩させていたら、狸のリリーのカーディガンのボタンを食べてしまって、お詫びでお直し。ずっと会っていない友達のローズと再会しても、一目でリリーとわかってもらえるようなワンピース。言葉を覚えて片言で喋るピンキー可愛い。光り物好きでスプーン抱えて寝るピンキー可愛い。情が移るシルク。ピンキーが帰っちゃうのは悲しいけれど、ドラゴンは一度友達になったら絶対に忘れない。 読了日：11月07日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (5) きえた魔法のダイヤ (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。12月。指ぬきの黒猫の両目の魔法のダイヤが家出した。これ幸いと最新指ぬきを買いに行くシルクに同行したナナが出会った女の子。12人の妖精の末っ子、花も咲かない二月のドレスは地味。「わたしはいらない月」と置き手紙して、家出してしまった。姉たちは年越しのダンスを踊れないことを気にするだけで、二月のことはミソッカス呼ばわり。シルクは、二月ならではの良さを見出だし、ドレスをリフォームする。カラーページの二月ちゃん可愛い。誰にだって、その人にしかできない大切な役割がある。いらない人はいない。 読了日：11月08日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (6) コットンの夏休み (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。夏休みを貰ってプロニャンスへ行ったコットン。その間、しっちゃかめっちゃかなお店(笑)に、兎のぬいぐるみキャロットが、自分をリフォームしてほしいと訪ねてくる。持ち主が汚れた自分に飽きて、捨てられてしまったのではないかと。一方コットンは、失くしたぬいぐるみを探すディギーに出会い。ありのままの自分を好きでいてくれる人がいるということ。誰も我慢しない、みんなが喜ぶリフォーム。互いを思いあうディギーとキャロットのお揃いドレス可愛い。表紙のナナの服も夏らしくて可愛い。シルクもツンデレ可愛い。 読了日：11月10日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (18) うわさのとんでも魔女商会 (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。とんでも魔女商会のコピー魔女フェルは、一点物ドレスに憧れるけれど高くて買えない人に、廉価なコピー品を売る。コピー魔法は完璧で品質は本物同等。「みんな喜んでる」と言うが、コピーされる側の気持ちは考慮外。しかも、コピードレスのリフォームをシルクに依頼。お仕立て支店のために野放しにできないのもあるが、シルクはフェル本人のために、本物の良さを伝える。ツンデレだけど面倒見いいよね。女優のドレスのコピーを着ても誰でも似合うわけではなく、女優のニセモノになるだけ。ホンモノの自分でいられる幸せ。 読了日：11月14日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (11) 魔女スピカからの手紙 (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。ドラゴンのピンキーが持ってきたのは、シルクのおば、星占い魔女スピカによる一週間の予言カード。人間の占いとは違い魔女の占いは当たるので、みな指示を守る。災難を回避するための行動（丸い物を食べてはいけない、など）に雁字搦めで苛立つシルクに、そっくりな四つ子鼠からのリフォーム依頼。誰が誰かわかるように。自分のことを一番知っているのは自分。他人に似合うと言われた色ではなく、自身の好きな色も。自分のことは自分で決めるのが大事。シルクを守ろうと必死なナナが良い。大きくなってもピンキー可愛い。 読了日：11月15日 著者：あんびる やすこ  分身 (集英社文庫)の感想私が読んだのは表紙違い。このレモンの表紙、的確に内容表してて凄いな！ 北海道の氏家鞠子は、母に似ていないことに悩む。東京の小林双葉は、アマチュアバンドでテレビに出演することを母に禁止される。用事で上京した鞠子は、テレビに出たでしょと言われ。（現実では無理だが）小説だと思えば、この二人が何であるかは割と見当つく。しかし、どういう経緯で産まれその家庭で育ったか、今誰がなぜ二人を追うかはなかなか判明せずハラハラ。二人に全く罪はないが、晶子が拒絶したくなる気持ちはわからんでもない。ラストシーンは印象的でよかった。 読了日：11月17日 著者：東野 圭吾  なんでも魔女商会 (12) セールス魔女はおことわり (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。セールス魔女は真面目に仕事しただけなのに、サブタイトル気の毒(苦笑)。魔女シンシアのセールストークに、魔法のポケットをつい大量に買ってしまったシルク。リフォームの依頼人パティは、心配性でいつも大荷物。ドレスは崩れるし、祭りに行っても両手がふさがっていて踊れないし、友達もいない。大容量の魔法のポケットで、手に荷物を持たなくていいドレスを作ることは可能。でも、それだけでパティは幸せになれるの？ というところまでシルクが考えるのが凄いな。足りない物、欠けている物から新しいことが始まる。 読了日：11月20日 著者：あんびる やすこ  マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~ (2) (MFCジーンピクシブシリーズ)の感想Webで全話既読だが、お布施を貢ぐよ！ 8月刊なのに近所の書店になくて、やっと買えたよ！ ついに真下のメインジャンル判明。喫茶店の名前はそれか(笑)。ごりいつお兄さん卒業。マミの友人の二つ名「終焉を招くもの」「先立たれる女」好き。最後の炎上の話は深い……他人が好きな物を貶すのは良くないが、自分の言動で自ジャンル全般の印象悪くしては駄目。巻末対談も既読だが、対談こぼれ話の描き下ろしが面白かった。「チャイナ服の呪い」とか、オタクの語彙っていつも素晴らしいよね(笑)。シュレーディンガーのマイナージャンル笑った。 読了日：11月21日 著者：町田 粥  漫画版 日本の歴史 3 雅なる平安貴族 平安時代前期 (角川文庫)の感想表紙：いとうのいぢ、漫画：天神うめまる。小3娘が、絵さえ可愛ければ歴史漫画読むのでコレ買ってみた（巻ごとに絵が違う）。784年、桓武天皇の長岡京遷都から、1073年、白河天皇即位まで。定子超可愛い。藤原道長の長女・彰子の入内が黄金期の始まりだと思うが、その彰子存命中にもう摂関政治翳ってるんだ、短い……（彰子の弟・頼通が天皇に嫁がせた娘に皇子が産まれない）。解説の酒井順子氏が、この漫画の道長を「ホストっぽい風貌」と評したのに笑ったが、私は、俳優の温水さんみたいな覇気のない藤原純友が乱起こすのが大好き(笑)。 読了日：11月22日 著者：  なんでも魔女商会 (24) ハムスターのすてきなお仕事 (おはなしガーデン)の感想小3娘がお小遣いで購入。『生きた毛皮協会』ハムスター三兄弟は、モデルの仕事が来るとやらない言い訳を探し断ってしまう。手作りニットバザーの作り手に参加したいナナは、大人に交じって応募するのを躊躇。権威ある薬草園で働くことになった魔女フローラは、晴れの日のマントのリフォーム依頼後、仕事の責任の重さに不安を感じキャンセルを申し出る。シルクのリフォームは“一歩踏み出せるマント”。失敗への不安の奥の、「やりたい」という本当の気持ち。ナナ作のハムスターの形のポンポン可愛い。ストーカー方位磁石、便利だけど名前が(笑)。 読了日：11月25日 著者：あんびる やすこ  なんでも魔女商会 (16) にっこりおいしい大作戦 (おはなしガーデン)の感想小3娘が学校で借りてきた。コックのカリンが作るのは、味は絶品だが見た目の悪いオムライスだけ。ウェイトレスのコリンは人見知り、店は埃だらけ。5段階評価1のレストランは、シルクのリフォームで2つ目の星ならぬスプーン印をとれるか。コック服とエプロンドレスのリフォーム可愛い。オムライスはオムライスでも、あなたのための特別なオムライス。にっこりの魔法。ユニフォームが、着た人の心持ちにも影響する。シルクがだんだん有能カウンセラーに見えてきた。そして内装リフォームまで！ ナナ作のワッペンは、魔法がかかってなくても魔法。 読了日：11月27日 著者：あんびる やすこ 読書メーター
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