忍者ブログ
【小話】樹木

 チューリップハットにヨレヨレ袴姿の探偵が、山の上の寺の境内に入ると、和尚が言いました。
「キ違いじゃが仕方がない」
 和尚の視線の先、境内の梅の木に、星や銀色のボール、ベル型の飾り、天使の人形などが大量に吊るされています。それは確かに木が違う。通常もみの木です。

拍手[0回]

PR
【2018/08/11 22:01 】 | 小話 | コメント(0)
<<2018年7月の読書メーター | ホーム | 【小話】紅玉>>
コメント
コメント投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>